2022年12月14日

ヨット天測   KH法  補足


   天測歴の廃止

 海上保安庁が「天測暦」と「天測略暦」の刊行物を廃刊すると発表した。GPS等の衛星航法の普及により、国際条約等での船舶への備置の必要が無くなったことが理由であるという。

 現在刊行中の令和4年版(2022年)が最後の刊行物になるという。
同時に「天測計算表」及び「天測位置決定用図」に関しても今年末をもって廃刊するとしている(海上保安庁、編暦業務の歴史[PDF])。

 海上保安庁は、航海の目的で天測計算を行う必要がある場合、英国等が刊行している天測暦(The Nautical Almanac)を活用するよう求めている。なお過去記事によれば、米国でもGPSの普及により、米海軍兵学校での天測航法の授業を停止していたことがある。しかし、GPSが使用できない場合の代替手段がないことから2015年に復活させているそうだ。


   ヨット天測 KH法

  http://hayame.net/custom11.html#spb-bookmark-15

       2022-12-14

    追補 ヨットマンのための天測航法 KH法



ヨット天測



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  六分儀



 天測歴が廃止された。何を海上保安庁がや所管官庁が考えているのかと疑いたくなります。 いったん事あればGPSは停止したり大幅な狂いが生じるのは自明のことである。 ウクライナ戦争において盛んに電磁攻撃が双方によりされています。 中国の台湾進攻が近いと云われているのに。

 書籍版の発行は売れないであろうことから、それは無理でしょう。 インターネットで天測歴を利用できるようにすることぐらいは大いに可能であり、しなければならない責務である。 再考を願うばかりである。



  民間の有志がアマゾンで2023年版を発行しています。 継続していただけることを願うばかりである。

   「ぬくもりがらす」による   歴計算研究会  2023年版  4400円  アマゾン


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 英国版の天測歴は販売されており、日本水路図誌販売の神戸で10,900円です。  078-331-4888 、関東には売っていないのに注意



 Soft222さんによる天測暦・天測及び地文航法エクセルのページでは残念なことにダウンロードできないようです。

           

           2023-9-12

posted by 速魚 at 09:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記