2023年06月30日

南蛮船渡来の地

     


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 九州一周を終えた今、図らずも南蛮船渡来の地、平戸、横瀬浦、福田、長崎、口之津をヨットで訪ねることができた。ここに報告いたします。


 1543年に倭寇でもある王直の船が種子島に漂着する。その時に鉄砲が伝来して、ポルトガル人も乗船していた。 1549年ザビエルは薩摩の坊津に上陸した。 1550年平戸、山口、豊後に行きキリスト教の布教を始めた。 平戸と豊後で南蛮貿易は始まった。 大名間の争いや仏教徒とのいざこざで平戸から横瀬浦、福田、1570年に長崎へと貿易港が移って行った。


  平戸

  横瀬浦

  福田

  佐世保から長崎の野母をめざしたが、手前の長崎サンセットマリーナに舫うことになった。 知識が及ばなかったが、ここは南蛮船の貿易港の地であった。


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  長崎と福田港


 ここは大村藩の領地です。 平戸で松浦氏とポルトガル人は不仲になり大村藩の横瀬浦に移りました。しかし、そこは反大村住定純忠派により襲われ1年ほどで役目を終えた。 ここ福田に来航するようになった(1565-1570)。 しかし下記地図により分かるように西側は東シナ海に開けており満足な良港とはいかなかった。 それで長崎(1570)に移ることになる。



 

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 福田浦と福田城、丸木館





  長崎

  口之津

 

       2023-6-30

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2023年06月29日

薩摩 麓(ふもと)武家屋敷 12      日本遺産

       
 

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  薩摩には鹿児島城を本城として、藩内各地に外城(とじょう)を配置し、それは120もあったという。 秀吉に屈服するまでの島津氏は九州を平定するほどの勢いであったので武士を多く抱えていた。領地は削減されたが武士の数は減らさなかった。それゆえに人口の1/4が武士であったという。

 島津氏は独自の外城制度で各地の山城周辺に麓(ふもと)武家屋敷をつくり武士を住まわせた。 仮屋(かりや)と呼ばれる役所を置き、周辺に馬場と呼ばれる何本かの道により町割りをして、武家屋敷が配置された。 各地にそれを見ることができる。

 ヨットで鹿児島を訪れた時に、これを知ることになった。 長崎の世界遺産を見た後は、新たに目標ができ、日本遺産に指定された12か所を訪ねることになった。 詳細は後日に報告いたします。


 1. 鹿児島城

 2. 喜入旧麓

 3. 出水麓

 4. 入来麓

 5. 里麓

 6. 手打麓

 7. 串木野麓

 8. 蒲生麓

 9. 知覧麓

 10. 加世田麓

 11. 垂水麓

 12. 志布志麓



                 2023-6-29

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2023年06月26日

2023年 春巡航  九州一周 その2



 3月4日に長崎空港に降り立ち、6月23日に2023年春巡航を終えた。昨年の秋巡航に続き九州一周を終える。 今回は宮崎県油津から長崎市までの自分の経験の空白地域を塗りつぶすことが出来た。 また、この一周により、隠れキリシタンの世界遺産をすべて訪れることができ、新たに見出した薩摩の麓武家屋敷の日本遺産をすべて訪れることになった。

 巡航にありがちな座礁も経験し、風速30m中での寄港、おまけに心筋梗塞での入院・手術をするはめになるなど、波瀾万丈な航海であった。 行きたい観光地を訪れることが個人的な目的であるが、そのために多くの九州の親切なヨットマンの人々に多大な協力を受けることになった。

 各地の皆様に触れ合うことも、もう半分の貴重な喜び体験である。 関係を余儀なくされた皆様の無私の援助・協力がなければこの巡航は無し遂げられなかったと云えます。 こちらが迷惑をかけた方も多いことでしょう。 謹んでお詫びいたします。 

 本当にありがとうございました。 詳細はこの後に挙げていきます。

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2023年
3/4  大村到着
3/5(日) オ−トパイロットの取り換え
3/6  リチウムイオンバッテリーの新設
3/8  ヤブスコ・トイレポンプ交換
3/9  伊王島訪問
3/11  歓迎飲み会
3/12(日) クレ−ン上架 船底高圧洗浄
3/14  春巡航開始  大村発 ハウステンボス着 
3/15 ハウステンボス見学泊
3/16 ハウステンボス発 横瀬浦経由 佐世保着、  佐世保泊
3/17 佐世保発 福田着、田子島台場 長崎サンセットマリーナ泊
3/18 福田城福田港見学
3/19(日) 福田発 富岡経由口之津着
3/20 口之津泊、 原城日之野城見学、コレジョ見学
3/21 口之津泊
3/22 口之津泊、 島原城見学
3/23 口之津泊、 フェリ−にて島原口之津ー鬼池往復、 富岡城見学
3/24 口之津発 宇土マリーナ着,三角港訪問、宇土マリ−ナ泊
3/25 宇土マリ−ナ泊、 >熊本城再見学
3/26(日) 宇土マリ−ナ泊、 宇土城と古城見学
3/27 宇土マリ−ナ発 天草姫戸着、 姫戸泊
3/28 姫戸発 水俣着、 水俣病資料館見学、 水俣泊
3/29 水俣泊、徳富蘇峰・蘆花生家 八代城と麦島城見学
3/30 水俣泊、 出水城と麓武家屋敷見学、 水俣城見学
3/31 水俣発 天草牛深着、 牛深海の駅泊
4/1  牛深発 崎津経由大江着、  崎津教会大江教会コレジョ見学
4/2(日) 大江発 阿久根着、  阿久根海の駅
4/3 阿久根発 串木野着、 いちき串木野海の駅
4/4 串木野泊 出水麓武家屋敷見学、平佐城、碇山城、清色城を訪問
4/5 串木野泊、一宇治城、市来観丸城訪問
4/6 串木野泊 薩摩留学記念館見学
4/7 串木野泊  伊作城徳重神社、妙円寺、小松帯刀墓所、有馬新七邸跡を訪問
4/8 串木野泊  串木野城と麓武家屋敷見学、
4/9(日) 串木野発 上甑島里着、 亀城と麓武家屋敷見学、 里泊
4/10 里発 下甑島長浜着、 長浜泊
4/11 長浜泊、 手打麓武家屋敷見学、
4/12 長浜発 野間池着、 座礁、 笠沙えびす泊
4/13 野間池発 串木野着、 串木野泊
4/14から4/19 串木野泊、クレーン待ちで、そのうち温泉に燃やす廃材処理のボランテイアを3回ほど従事
4/20 串木野泊、 クレーン上架して船艇座礁箇所を点検
4/21 串木野泊
4/22 串木野発 枕崎着、 枕崎泊
4/23(日)枕崎泊、 フローテイングから岸壁へシフト、 加世田 万世特攻平和祈念館訪問、加世田麓武家屋敷
4/24 枕崎泊、 知覧特攻平和会館知覧城・麓武家屋敷を訪問
4/25 枕崎泊、 坊津歴史資料館、 鑑真記念館
4/26 枕崎泊  桜之城
4/27 枕崎発 指宿着、 指宿泊
4/28 指宿泊、 喜入城と麓武家屋敷見学
4/29 指宿泊、 鹿児島城と麓武家屋敷見学、西郷どうくつ加治屋町訪問
4/30(日) 指宿泊、 磯庭園や反射炉見学
5/1 指宿泊、 蒲生麓武家屋敷見学、 濱崎太平治
5/2 指宿泊、 山川漁港訪問
5/3 指宿泊、 垂水城と麓武家屋敷見学
5/4 指宿泊、 西郷記念館調所広郷邸跡を訪問
5/5 指宿泊、志布志城と麓武家屋敷見学
5/6 指宿泊 今和泉島津家
5/7 指宿発 内之浦着、 風速30mの中を錨泊
5/8 内之浦着岸泊
5/9 内之浦泊、 高屋神社訪問
5/10 内之浦発 宮崎油津着  回転計修理、 油津泊
5/11 油津泊、 心筋梗塞で県立日南病院入院手術
5/12−5/30  油津泊  日南病院入院
6/1 油津泊、 日南病院退院、 飫肥城見学
6/2 油津からJRで宮崎へ、 宮崎泊、 スマホ修理
6/3 宮崎からJRで霧島神宮へ、龍馬の温泉に立ち寄り湯、 霧島温泉
6/4(日) カミさんが帰る、霧島神宮よりJRで油津へ、 油津泊
6/5ー6/6 油津泊
6/7 油津泊  付き添いのため梅木さん来船
6/8 油津発 宮崎着、 宮崎泊
6/9 宮崎発 細島着、  細島泊
6/10 細島発 大分蒲江着、 蒲江泊
6/11 蒲江泊
6/12 蒲江発 佐賀関
6/13 佐賀関発 機関給水トラブル錨泊 山口上関着、 上関泊
6/14 上関発 下蒲刈着、  下蒲刈泊
6/15 下蒲刈発 弓削着、 弓削泊
6/16 弓削発 倉敷着  倉敷泊
6/17 倉敷泊  寺崎さん来船飲み会
6/18(日) 梅木さん下船して大村へ帰る
6/19ー6/20  倉敷泊、 なわばしご製作
6/21−6/23  上架 船艇塗装。  巡航終了
6/25 家に帰る


    2022年  秋巡航  九州一周  その1
    http://hayame.net/custom41.html#spb-bookmark-931



 






 
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