2024年06月30日

お遍路12 61番香園寺、62番宝寿寺、63番吉祥寺、64番前神寺

 


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伊予西条のお遍路図

 仁尾マリーナより新居浜マリ−ナへ航行し周辺の西条市の札所を訪ねた。 新居浜マリ−ナからはバス便が無く、朝にタクシーを予約してJR新居浜駅より予讃線の各駅近くの札所を訪ねた。



  61番 香園寺・こうおんじ

 用明天皇の病気平癒を祈願して聖徳太子が建立し、天皇からは教王院の勅号を賜ったとされる。安産・子育ての信仰の寺である。

 海外まで布教した関係か唯一の教会を思わせる内部の寺院となっていた。


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  教会風の呼び名大聖堂



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  座席に座る




   62番 宝寿寺

 タクシーの運転手からこの寺の霊場会とのトラブルを聞かされる。一時は閉鎖して参詣できない時もあったという。 庶民の御朱印集めも頓挫されられた。

 昨年は300円の納経料であったが今年の春から500円に値上がりである。88ヶ所廻ると4万4千円の総額となる。 歩き遍路の人には日々の宿泊料負担を加え10万を超えるお金が必要とされる。こちらのような「まがいのお遍路さん」ではなく、本当に必要としている「お遍路さん」では大変なことである。金次第のご利益ではどうしようもない。 けれども人気のない山奥の寺では檀家も少ないであろうから、寺を維持するには安定的な収入の納経料は必須であろう、難しい問題です。



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  本堂



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  太師堂





    63番 吉祥寺(伊予西条市)

 

 空海が造った毘沙門天を本尊とする。四国八十八ヶ所では当寺のみである。 

 天正13年(1585年)に小早川隆景が高尾城を攻めたとき、その山中にあった当寺も兵に放火され、全山焼失した。万治2年(1659年)に塔頭の檜木寺(かいぼくでら)と合併して現在の地に再建された。

 長宗我部元親が救出したスペイン船長より託されたとされるマリア観音像 - 純白の高麗焼の像、高さ約30 cmがあるというが見ていない。


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  山門




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  本堂




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  太師堂




   64番 前神寺



 西日本最高峰石鎚山(いしづちさん)・1982mを守る古刹、空海が当山で修業した。、文徳天皇、高倉天皇、後鳥羽天皇、順徳天皇、後醍醐天皇など多くの歴代天皇の信仰が厚かった。


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  太師堂




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  本堂



   2024-6-30



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2024年06月28日

お遍路11 65番 三角寺

 


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  三角寺 周辺図

 ばくちで首になった会長の製紙会社で有名になった伊予三島駅よりタクシーで向かった。タクシーのドライバーいわく地元の恥だそうです。 急な73段の階段を登る。空海が刻んだと云われる十一面観世音菩薩が子供を授かる祈願の仏として有名である。



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 73段の階段





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  珍しい梵鐘がある山門



 

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 本堂



    2024-6-28


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2024年06月26日

お遍路10 68番神恵院、69番観音寺、70番本山寺、67番大興寺、ロープウエイで66番雲辺寺


 お遍路10 68番神恵院、69番観音寺、70番本山寺、67番大興寺、ロープウエイで66番雲辺寺

   仁尾マリ−ナより観音寺行きのバスでお遍路した。 観音寺港に停泊すれば楽であるけれど、適地の情報が得られなかった。



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 仁尾マリ−ナよりのお遍路





  68番 神恵院・じんねいん

 JR観音寺駅より徒歩10分ほどで神恵院に行ける。69番の観音寺も同じ境内に在り。明治の神仏分離令により琴弾(ことひき)八幡宮より分離され神恵院は観音寺境内に移されたという。

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 本堂入り口は近代的な鉄筋コンクリート製である、  本堂内部



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 太子堂





  69番 観音寺

 大宝年間(701年 – 704年)に、法相宗の日証が琴弾山で修行をしていたところ、琴を弾く老人が乗る舟を海上に見た。この老人が八幡大明神であることを知った上人は、その琴と舟を祀り琴弾八幡宮と名付けた。その神宮寺として当寺は建立され神宮寺宝光院と称していた。

 寺伝によれば、行基が養老6年(722年)に訪れた後、大同2年 (807)空海(弘法大師)が第7世住職として入山した。



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 本堂



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  太子堂







  70番 本山寺

四国霊場では竹林寺・志度寺・善通寺とこの本山寺の4ヶ所だけという五重塔がある。中世には寺領2000石の大寺である。長曾我部氏により焼かれた寺院が多い中でここは本堂と仁王門が残った。



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 五重塔





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 仁王門(重文)







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 本堂(国宝)





   67番 大興寺

 天平十四年(742)熊野三所権現鎮護のために東大寺末寺として現在地よりも約1キロ北西に建立され、延暦11年(792)大師の巡錫を仰ぎ、弘仁13年(823)嵯峨聖帝の勅により再興されたと伝えられている。しかしながら、戦国時代末、長宗我部元親の兵火により一部を残してことごとくを焼失、慶長年間(1596〜1615)に再建されたが再び焼亡、本堂は寛保元年(1741)に建立されたものである。 真言宗と天台宗の二宗派が兼学した珍しい寺である。 案合図のように本堂左の弘法太子堂と右側の智を祀る天台大師堂がある。



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  大興寺案内図



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 仁王門  四国随一大きさ





   66番 雲辺寺

 所在地は徳島県であるが香川県との県境にあり讃岐の札所として見られている。標高927mであるのでロープウエイが設備されている。 さすがに山頂に着くとガスで視界が悪かった。

 この寺は789年(延暦8年)に佐伯真魚(後の空海・弘法大師)が善通寺建立のための木材を求めて雲辺寺山に登り、この地を霊山と感得し堂宇を建立したことを起源とする。



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 県境の道路標識




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  ロープウエイ




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   本堂




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  霧中の五百羅漢像



    2024-6-26


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2024年06月23日

2024年 春巡航    ヨットでお遍路

  2024年 春巡航 四国一周  

        ヨット四国88ヶ所お遍路の旅



 
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4月の半ばより6月の半ばまでの期間において、昨年秋の巡航の続きになるお遍路の旅をしてきました。下記の項目の詳しくは下線リンクしてご覧になるようしていきます。 それの日数はしばらくを要することになります。 

 

 4/17  倉敷着、 ヨット就寝中に四国愛南地震警報が鳴る

 4/18  年間係留代を岡山県に納付

 4/19  宇野へ行く

 4/20  バッテリー届く

 4/21(日)  メインバッテリー交換

 4/22  室内はしご作成、 ポータブルリチウム電源130A作成

 4/23  バッテリーチャージャー20A購入

 4/24から4/26まで ドック、 船艇塗料塗り

 4/27  左右乗降補助台作成

 4/28【日) キャビン内はしご作成

 4/29  倉敷−仁尾  2024年春巡航開始 

 4/30 お遍路再開、JR観音寺駅、68番神恵院、69番観音寺、70番本山寺、67番大興寺、ロープウエイで66番雲辺寺

 5/1 JR伊予三島駅、65番三角寺  

 5/2 JR伊予西条駅、 61番香園寺、62番宝寿寺、63番吉祥寺、64番前神寺

 5/3  仁尾−新居浜マリ−ナ、 

 5/4  横峰寺登山バスにて60番横峰寺

 5/5(日)  新居浜マリ−ナ−今治海の駅、 55番南光坊、54番延命寺、56番泰山寺、57番永福寺、58番仙遊寺、

 5/6  59番国分寺、 国分山城

 5/7  今治にてレンタサイクル

 5/8  今治ー松山堀江海の駅  荒天ウネリ入る

 5/9  梅木さん来る、 53番園明寺、52番大山寺

 5/10 、梅木さんの車にて、50番繁多寺、45番岩屋寺、44番大宝寺、51番石手寺、46番浄瑠璃寺、47番八坂寺、48番西林寺

      49番浄土寺、

 5/11  松山城、 道後温泉

 5/12(日) 堀江ー松山・中島

 5/13  黒岩城、本山城、熊磯城、九多児城

 5/14  中島ー伊予長浜

 5/15  JR卯之町駅 43番明石寺、JR宇和島駅 42番佛木寺、41番龍光寺

 5/16  荒天

 5/17 長浜―佐多岬・三崎

 5/18 三崎―愛南かわうそ村海の駅

 5/19(日) バスにて宿毛へ 40番観自在寺、39番延光寺

 5/20  紫電改記念館、 ペラの海草除去潜水

 5/21  かわうそ村―足摺 ジョン万次郎記念館、38番金剛福寺

 5/22  足摺―土佐佐賀

 5/23  JR窪川駅 37番岩本寺

 5/24  土佐佐賀―土佐久礼  

 5/25  JR土佐伊野駅 36番清龍寺、35番清瀧寺、34番種間寺、33番雪蹊寺、龍馬像

 5/26  土佐久礼―高知ヨットクラブ

 5/27  28番大日寺、29番国分寺、30番善楽寺、31番竹林寺、32番禅師峰寺、

 5/28  荒天

 5/29  高知城、龍馬生家。

 5/30  高知ー安芸  インペラ破損により奈半利より安芸に変更

 5/31  くろしお鉄道唐浜駅 27番神峰寺、 安田の街並み、 龍馬の姉夫婦の墓

 6/1  安芸―室戸岬

 6/2(日) 吉良川の街並み、26番金剛頂寺。25番津照寺、24番最御崎寺

 6/3  中岡慎太郎生家と記念館

 6/4  甲浦漁港、海の駅東洋町、デユアル・モード・ビークル乗車、和奈佐意富曽神社、阿波海南文化村

 6/5  山田宅

 6/6  室戸岬ー日和佐

 6/7   23番薬王寺、日和佐城、22番平等寺

 6/8  JR阿南駅  ロ−プウエイ 21番太龍寺、湯谷神社、若杉山鉱山遺跡

 6/9(日)

 6/10  日和佐―徳山沖洲マリンタ−ミナル

 6/11  沖洲ーケンチョピア海の駅

 6/12  カミさん来着

 6/13  12番焼山寺 ここで88ヶ所お遍路結願した。

 6/14  長崎のヨット仲間がキャンピングカーで来航

 6/15  仲間と1番霊山寺、坂東捕虜収容所跡、大麻比古神社、鳴門大橋渦の道

 6/16(日) JR阿波池田駅  祖谷渓谷観光バスツアー参加

 6/17  カミさん帰る、 ケンチョピア―坂手・小豆島

 6/18  荒天  草壁海の駅見学

 6/19  坂手―倉敷  2024年春巡航終了

 6/22  倉敷より自宅へ帰る



     2024-6-23

 
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