2025年01月31日

ヴィトルト・ピレツキ  アウシュビッツに潜入した男


 


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 Witold Pilecki  1901-1948





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 アウシュビッツの門、 働けば自由になる




 NHKのBSドキュメンタリ−「アウシュビッツに潜入した男」を見て。ヴィトルト・ピレツキの人となりを知った。 彼はあのアウシュヴィッツ強制収容所に自ら潜入し所内で抵抗組織を作り、解放を計画するが連合国の協力が得られず、所内の内情を報告すべき脱獄に成功する。 その後に秘密抵抗組織に加わりワルシャワ蜂起に加わり活躍する。 蜂起が鎮圧されてドイツ国防軍に降伏して収容所に投獄されたが処刑されずに、米軍により解放された。 戦後は伊のアンコ−ナにあったポ−ランド第2軍諜報部に配属される。 ソ連占領下のポ−ランドの調査のためにワルシャワへ行く。 ポ−ランド公安省に身元がばれて国外退去が命じられ拒否する。しかし。逮捕されてアウシュビッツ以上の拷問を受け、見せしめの裁判による死刑宣告を受け処刑された。 冷戦終結後の1990年に名誉回復されて彼は最高勲章を与えられる。


 ドイツはソ連とポ−ランド分割を秘密協定した後に侵攻して半分を占領した。 すぐにドイツは地主、聖職者、公務員、教師、医師、歯科医師、ジャーナリストなどの知識層はポーランド人であるかユダヤ人であるかに関わらず大量虐殺行為によって殺害されたか、刑務所や強制収容所に送られた。そのためのアウシュビッツ収容所を造営して、最初はポ−ランド人を収容する。 人狩りによって収容してきた者の中で、指導者になりそうなポ−ランド人は即刻処刑、他の者は3か月以内に死亡させるように労働酷使した。 また、ソ連もカチンの森の虐殺のように同様のことを行う。 300万人の非ユダヤ系ポーランド人が、第二次世界大戦の渦中で命を落とした。大半は民間人であった。彼らはナチス・ドイツ軍とソビエト連邦軍によって殺害された。 ポーランドは終戦までに、医師の45%、裁判官・弁護士の57%、教師の15%、大学教授の40%、高級技師の50%、初級・中級技師の30%、聖職者の18%を失ったとされている。小生はこの事実を知らなかったがユダヤ人のみが大量虐殺されたのでは無いようです。 いかに他国に占領されると大きな被害を受けるのかを知るべきであろう。



 独ソ戦後は、ドイツはアウシュビッツで毒ガスにより効率よく殺せるようにソ連人捕虜を使い実験した。 その後ここへユダヤ人を収容して効率的な虐殺工場へアウシュビッツを運営した。 ここに到着した列車から降ろされたユダヤ人は老人・こども・女性は即ガス室送りとなった。 これは映画などの場面で何度も目にしている。 

 黙って家畜のごとく殺されていくユダヤ人の印象であったが、彼の収容されていた時期には秘密組織が組織されて連合f軍との解放作戦が計画されていたのを知った。彼は脱獄までに連合国のこの作戦は実行されなかった。 早くからこの収容所の実態は彼が報告していたことから連合国はアウシュビッツの虐殺行為の事実を知っていたのである。 また、ここ近くまで迫ったソ連軍も立ち止まっていた。 彼が参戦したワルシャワ蜂起はソ連軍に無視されて成功することは無かった。彼はアウシュヴィッツ脱獄後にパルチザンに加わり抵抗したが、ポ−ランドはソ連の傀儡国になったので報われることも無く処刑された。



  少数のユダヤの子供たちが賢く立ちまわって生き延びたことがあった番組を小生は見たことがあります。 ユダヤ人の収容所での抵抗運動も最近目にするようになった。 ただ、ユダヤ人が黙止して死を待つだけではなかったようだ。 ピレツキのような人が存在したのには驚くばかりであった。 この番組を見て何か久しぶりの感動を覚えた、とても自分に出来ることでは無いが力をもらったような気がした。



   https://www.youtube.com/shorts/UaDh7ckPuPQ





      2025 -1-31



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2025年01月29日

捕虜


               

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 ウクライナ軍に捕らわれた北朝鮮兵と思われる捕虜


 弾薬や食料の補給が途絶えて、弾を打ち尽くしてさえ旧日本軍には降伏が許されなかった。 小生は捕虜になっても良い合理的な基準を知らない。 現自衛隊の幹部に今はどうなっているのかを、そのような場面に会うことは極めて珍しいことだけれど聞きたいと思っている。

 前の大戦では東条英機が決めた戦陣訓において「生きて虜囚の辱を受けず」とあり、個人的には多くの死を招いたのではないかと考えている。 東条本人は捕虜になってしまったけれども。 日本軍の敵捕虜への待遇は第一次大戦までは、坂東俘虜収容所にあるように世界歴史に金字塔を立てるべく捕虜の待遇は素晴らしいものであった。

 今のウクライナ戦争で北朝鮮兵が前線に現れ戦闘に加わり、3000とも4000人の死傷者が出たと云う。 報道によれば負傷した兵は手りゅう弾によって自ら命を絶つているといいます。 先の大戦から80年も経てもこの情景があるのですね。 独裁者の軍隊には個人個人のことはかえりみられないものでしょうか?

  我が国の取り囲まれている情勢では、いつ何が起こるか分かりません。 抑止になる戦力・武器を備えていくことは大事ですが、明確な降伏規定を明らかにしていかなければなるまい。


   北朝鮮軍はイデオロギーに非常に忠実」ウクライナ軍が北朝鮮兵捕虜の詳細を報告

   ナタリー・ポートマンが、アメリカの人気トーク番組で日本のことばかり語った理由

   アメリカ軍に捕まった…日本兵の"信じがたい 行動



       2025-1-29



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2025年01月25日

シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス Sylvius Leopold Weiss




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1687-1750





バッハと同い年に亡くなったヴァイスです。 バッハがそれまでの時代の曲の集大成の作曲家であったように、ヴァイスはリュート曲の同様な最後の作曲・演奏家であった。 後半生にはバッハと親交を結んだと云う。 彼の時代はもうリュ−トそのものは衰退していく時代であって、亡くなる前の盛花といったところかもしれません。



 リュ−ト弾きにとっては600曲余りもあるヴァイスは避けて通れません。そのなかの一曲

「ソナタニ長調 パッサカリア」 Sonata in D major Passacaglia WeissSW 18/6  を聞き比べてみましょう。





  まずは Nigel North の楽譜付きの演奏です。
 https://www.youtube.com/watch?v=cxEI0mpuq2c  6分 楽譜付き

 少しテンポの遅い José Miguel Moreno
 https://www.youtube.com/watch?v=MjgCforbM-8  7分

 左手の動きが息使いのように聞こえる  Jadran Duncumb  
 https://www.youtube.com/watch?v=E1wyrvFz0rc  6分

 ピアノのように聞こえますがもっと柔らかいフォルテピアノです  Michela Mantovani 
 https://www.youtube.com/watch?v=M8NG0qTg7x4  3分

  アルゼンテイン女性の気の早い  Evangelina Mascardi
 https://www.youtube.com/watch?v=qsWhAZ-g-EY  3分

 ヴェネツイアから登場する せっかちな   Jadran Duncumb 
 https://www.youtube.com/watch?v=WEIDLFusTYg  8分

 高音弦に難のあるような   Michel Cardin
 https://www.youtube.com/watch?v=1Ux0z4dleWE  7分

 スペイン人の低音部の弱い José Miguel Moreno
 https://www.youtube.com/watch?v=MjgCforbM-8   8分

 上手いアマチュアなのでしょうか?淡白な Anton Birula
 https://www.youtube.com/watch?v=6pjbsw-oebI  7分

 スペインに学びビウエラ得意の水戸茂雄
 https://www.youtube.com/watch?v=rvMvoydEHuI  4分

 ギタ−の音色はいかがでしょう       Edson Lopes  
 https://www.youtube.com/watch?v=TD075xgIyHI  4分

 バランスの取れた良い演奏 今村泰典 Yasunori Imamura

 https://www.youtube.com/watch?v=x-jz5rsbQ6I  3分

 Andreas Koch. 8分  多弦のギタ−による  音色が違う

 https://www.youtube.com/watch?v=OXPQOHMM70k




     2025-1-24


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2025年01月23日

遠山正瑛 とおやませいえい、  砂漠の緑地化





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 1906-2004






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  ゴビ砂漠の緑地化





 小学生の高学年になって、我が世代に初めて道徳の授業がありました。 小学生の読み物の中に「郷土に尽くした人々」が有りそれを読んだ覚えがあります。 新田開発、農業用水の新造、橋や堤防の新設、種子の改良などの地元郷土に貢献した人々の話しでありました。 今でも学校図書館に蔵書されているのでしょうか。

 ここでもアフリカやアジアの人々に貢献した偉人をとりあげています。  遠山正瑛・とおやませいえい さんは京大を定年退職した後に単身で私財を投げ打って中国に渡り砂漠の農地化に貢献した。 中国政府により毛沢東を除くと唯一の銅像を建立された。また、その功績から、アジアのノーベル賞といわれる「ラモン・マグサイサイ賞」(平和・国際理解部門)を受賞した。



日本人たちが砂漠に奇妙な物体を 植えて10年が経ったら、世界中が驚きに包まれた理由

  https://www.youtube.com/watch?v=UbhXmMS2F5U&t=11s




        2025-1-23






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2025年01月21日

引退! タレントやマスコミの不祥事による広告停止と損害賠償


  

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 フジテレビ



 最近に大河ドラマ主役の新札になった偉人を演じた役者さんが酔って隣室に5分間ほど間違って入室した、そのことが大きく報道された。その行為により、その彼のテレビ広告が中止になった事件がありました。 オ−ルドメデイアの忖度報道ゆえに小生には実際のところは分かりません。 報道内容どうりであれば、ゴメンなさいと謝ればニュ−スにもならないようなお話しです。

 今話題のタレントNさんも9000万円の和解金の額が大きかったので、小生に興味を待たせました。 違う報道ではそんな大金が支払われていないというものも有ます。 また、その事件はマスコミメデイアが加担しているとも言われているので、これも報道ばかりでは、本当のことはより分からないのでしょう。

 それでも今はフジテレビを見ていると公共広告が何本も続いて、震災後の時以上にそれを多く見ることになる。 大手の広告主が広告を続々と止めているのであろう。

 タレントさんには広告への出演はコスパのより良い収入であろう、しかし不祥事を起すとその収入減よりも損害賠償を広告主から請求されて、その多額の支払いに長い期間を要するという。

 今回は、Nさんには莫大な賠償を請求されるに違いないでしょう。 フジテレビの広告の減少だけで存続の危機が云われていますが、まだ、報じられていないが広告主からの損害賠償を免れないでしょう。 

 オ−ルドメデイアはこのような事件を起しながらも徐々に退出・変換していくのかもしれませんと思ったのであるが。 本日のトランプ大統領の就任の夜7時の公共放送・NHKニュ−スでは、第一報・トップニュ−スが大阪でのケガ人一人のささいな火事事件を報じている、トランプをトップにもってきたく無い意図があり有り。 これだからオ−ルドメデイアの意図的偏向報道ここにありと断じて間違いのない事実であろう。

https://www.youtube.com/shorts/DBn9mBkwQ5U

     2025-1-21

   追記  1月23日  芸能界引退の報道がありました。 高額な補償金が大変でしょう。


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2025年01月18日

ロシアのユダヤ自治州



  

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  ロシアのユダヤ自治州



 昨日・15日にイスラエルはパレステイナでの停戦合意を発表しました。 これで新しい平和の動きが進展するとよいですね。20世紀に入ってユダヤの大きな問題が起きています。100年経っても解決になるのは難しい。

 ロシアにと云うかソ連からあったのであろうがユダヤ自治州がありました。 なぜここが存在したのか、過去にナチから日本に逃れるべきユダヤ人が取り残されてしまった人々なのか、第2次大戦後にイスラエル建国後にはどうなったのか、はたまた、最近のウクライナ戦争でここから徴兵されて動員されているのか、分からないことばかりです。 今はロシアに取材に簡単に行けそうもない時期ですのでこれらのことごとに関心を持ってマスコミの取材も期待できません。 うわべのことしか分かりませんが小生はここに採り上げてみました。

 ウイキより、「ロシア連邦を構成する唯一の自治州。首都はビロビジャン。極東連邦管区に位置する。面積3万6000平方キロメートルで、2017年1月1日の人口は16万4217人[1]。民族構成はロシア人、ウクライナ人が多く、ユダヤ人は全体の1%強に過ぎない。鉱業、林業、農業が主要産業。1928年、ヨシフ・スターリンの社会主義民族政策により、アムール川沿岸の中ソ国境地帯にユダヤ民族区が設置され、西ウクライナから西ベラルーシ(ベラルーシ語版)にまたがるルテニア(ウクライナ語版)[注釈 1]と呼ばれた地域(カルパティア・ルテニア(カルパト・ウクライナ)・ガリツィア(ガリツィア・ロドメリア王国)・モルダヴィア・ベッサラビアなどの各地域)にあったユダヤ人コミュニティ(シュテットル)から多数のユダヤ人が移住した。」

 ロシア革命自体ユダヤ人が大きく関与していたというお話は最近のDS・デイ−プステ−トがらみで耳にするけれども、小生にはお題目を知っているのみだ。 革命前のロシアにはユダヤ人弾圧のポグロムの歴史がある。 最初はクリミアにユダヤ人共同体を建設したけれども失敗に終わる。それ以降にシベリアのこの地に移ったようである。 現在は人口の1%のみを占めるというから、ここも名のみで実態を反映しているわけではないようだ。

 かっての日本にも河豚計画(ふぐけいかく)があった。1930年代に日本で進められた、ユダヤ難民の移住計画である。1934年に鮎川義介が提唱した計画に始まるとされ、1938年の五相会議で政府の方針として定まった。実務面では、陸軍大佐安江仙弘、海軍大佐犬塚惟重らが主導した。ヨーロッパでの迫害から逃れたユダヤ人を満洲国に招き入れ、自治区を建設する計画であったが、ユダヤ人迫害を推進するドイツのナチ党との友好を深めるにつれて形骸化し、日独伊三国軍事同盟の締結や日独ともに対外戦争を開始したことによって実現性が無くなり頓挫した。


  犬塚是重     上海特務機関長の3年
                  

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  海軍の唯一のユダヤ研究家であり、上海特務機関長として、大戦前の3年間にわたりユダヤ工作に従事し、ユダヤ人から感謝されました。 明石元二郎は国の豊富予算で動きましたが、犬塚はこのために昇進をあきらめて現役を退き私財・退職金の1万円をユダヤのために使いました。


 ドイツ・ナチ派の軍人や総選挙で最高票で代議士に当選した四天王陸軍中将にユダヤ人排除・殺戮をするようすすめられましたが、人道・武士道に反すると断固拒否しました。 結局は、犬塚を追い落とすために、根も葉もないデマで嫌疑を受けたり、人事に陥入されて、最後は現役復帰でこの特務機関長職を辞すことになった。  敗戦後に戦犯容疑で逮捕されましたが、上海のこともあり不起訴で釈放された。

 杉原千畝のビザ発行が有名ですが、それよりも前に犬塚大佐はユダヤの神学生200人の日本通過ビザの発給をリトアニアの杉原千畝に合法的にさせました。 それを聞いてユダヤ人がますますリトアニアに殺到することになります。 杉原千畝はこの先例があり、人道上の個人的な判断からその後に起きたビザ発給です。 犬塚大佐の場合は、上海で実務的にユダヤ問題に実行対処してきたことからの判断・考えによる違いがあります。

 

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  犬塚・新明きよ子著

 上書の著者・新明きよ子さんは戦後結婚して犬塚きよ子になるのですが、新聞記者をしていてユダヤ人のことに興味を持ち、海軍軍令部を訪ねて犬塚大佐に会います。その時にナチスのように排斥一本鎗ではなく、ユダヤ禍への対策を立てるとともに、彼らをまつろわせて救う道を講じるのが日本の解決策であると彼の話を聞きました。

 陸軍の安江仙弘大佐と海軍の犬塚是重大佐、この両人しか旧軍にはユダヤ専門家はいなかった。どちらも戦後のイスラエルから尊敬を受けています。 ナチと同じようにならなくて幸いでした。

 犬塚大佐は連合艦隊司令長官の山本五十六とラバウルでしんみりと語り合うことがあり、戦局を案ずる長官に、持論のアメリカ・ユダヤを動かしての和平工作案を進言したという。それは名案だ、帰京して軍令部に提案してくれと。その上申案の作成中に長官戦死の報があった。ついに日の目をみることはなかった。惜しまれます。

  戦後に彼を日和見主義者であったと非難する人もいます。ユダヤ工作の一番の目的は国益です。どこにも行くところがなくなったユダヤ人に対して、英国はパレステイナに上陸しようとした避難民に機関銃掃射さえしています。今の欧州に殺到している避難民の状況とは比べようもない状況です。米国もほとんど受け入れしていません。 上海にしか安住の地はなかったでしょう。そこでユダヤ人を3万人ほど保護しました。

 この書を読めばそのような人柄でないとわかるはずです。著者のきよ子さんは、いわばユダヤ研究の同志というような方です。奥さんが亭主のことを書いた文と勘違いなさらぬように。まぎれもない1次資料です。 おすすめいたします。

                           2015-11-19  再掲




     2025-1-18




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2025年01月15日

ミドハト憲法  アジア最初の憲法制定,更新




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 オスマン帝国憲法





 アジアで初の憲法制定はと問われると、大日本帝国憲法・1889年制定とかオスマン帝国のミドハド憲法と言われています。 トルコはEUに入れるの入れないとの議論されている。EUに入ればアジアとは云えないでしょう。 最近の動きは入れてくれないのならトルコ独自の動きをしますよ........となっていますね。

 いずれにしろオスマントルコでは1876年にミドバト憲法を制定した。 制定当初は「基本法(カヌーヌ=エサーシー)」と言われ、のちにミドハド憲法と呼ばれるようになった。その主な内容は

  全119条からなり、以下のような内容を含んでいた。

スルタン=カリフ制の明文化(第4条)
ムスリム(イスラム教徒)と非ムスリムの平等(第8条)
オスマン語(トルコ語)が公用語であること(第18条)
上下両院からなる議会の開設(第42条)
西洋式の法律に基づく裁判所とシャリーアに基づく裁判所の並立(第87条)
皇帝は戒厳令を発令し、危険人物を国外追放に処すことができる権利を持つこと(第113条)

 1877年議会が招集された。しかし露土戦争の敗北により憲法は1877年に停止された。再び立憲君主制から専制政治になり1908年まで続いた。これは1906年に日露戦争に日本が勝利した。その影響を受けた青年将校の反乱により、憲法の復活をみた。

  イスラム国のような鬼っ子がでてくるイスラムについては、まだ合点がいきません。 トルコの近代化が他のイスラムには影響を及ぼさなかったということでしょう。

 明治の日本のようにオスマントルコは早く近代国家と認められてロシアなどの西欧列強と対抗しようとしていた同じ悩みの国であった。 それを見透かされてすぐにロシアが南下してきて露土戦争が起きる。すぐにこの憲法を停止して専制君主国に戻ってしまった。



  トルコまとめ




      2016-6-26、 2025-1-15更新


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2025年01月13日

リュ−ト  新年2025聞いた




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2025年の新年を迎えリュ−トを聞きました。 少し落ち着いた気分にならないとリュ−トは耳に入ってきません。 半世紀前に好きになってあっというまに(無駄な)時間が過ぎました。当時はせいぜい10人ほどのリュ−テイストしかいませんでしたが、もう今は彼らを憶えることができません。 演奏者は増えましたがバズルことも無く、リュ−トが社会的に認知がされて庶民に広がったとは小生には思えない。 NHK-FMのバロック音楽の放送において、リュ−ト曲がリクエストされるようにはなってきました。 世間に流行ることが無くても演奏する人が増えたこともあり、このまま続いていってくれるでしょう。 音痴な古楽好き老人の願いです。 ここに採り上げたものは演奏時間が長いものが多いですので小分けにして聞いていただければ幸いです。



 時代によりルネッサンス、バロックとリュートは変遷してきました。



 Robert de Visée: Prelude in 4 versions  8分、

 テオルボ、バロックリュ−ト、バロックギタ−、チェンバロ演奏で聞くことができる  
 https://www.youtube.com/watch?v=bv1WaCeSJTA&list=RDQMleL1rNz_k6s&index=3





 ルネッサンスリュ−ト



 The Lute Music of John Dowland / 会所幹也・Mikiya Kaisho(Renaissance Lute)  50分
 https://www.youtube.com/watch?v=wER-sJEVDvs

 Early 16th Century Venetian Lute Music, Paul O'Dette  73分
 https://www.youtube.com/watch?v=Jo5fqwPQDwk&list=RDQMleL1rNz_k6s&index=27

 Quartetto di Liuti da Milano  Emilio Bezzi, Renato Cadel, Stefano Guarnaschelli, Elisa La Marca  12分
 https://www.youtube.com/watch?v=Lg9HnYN-K6M&list=RDQMleL1rNz_k6s&index=16

 Thomas Dunford Mezzo recital  ダウランド他  70分   
 https://www.youtube.com/watch?v=Y6VZ2mk5K5M&list=RDQMleL1rNz_k6s&index=12

 Ophira Zakai - Renaissance Lute   4分  
 https://www.youtube.com/watch?v=R8P5CTlGadE&list=RDQMleL1rNz_k6s&index=7

 Lute in Italian Renaissance / İtalyan Rönans Dönem Müziği  67分
 https://www.youtube.com/watch?v=1YiAmTYz9SE&list=RDQMleL1rNz_k6s&index=5






  バロックリュ−ト



 Robert De Visée (1655-1733) Pieces de Theorbe, Jose Miguel Moreno 68分
 https://www.youtube.com/watch?v=wkbZoDlGShs&list=RDQMleL1rNz_k6s&index=11

 Johannes Hieronymus Kapsberger Pieces for Lute,  ポ−ルオデット  69分
 https://www.youtube.com/watch?v=lTa8WoOVRbw&list=RDQMleL1rNz_k6s&index=10

 J.B.HAGEN - Lute Music  Robert Barto    61分
 https://www.youtube.com/watch?v=_8bwH0iUx0Y&list=RDQMleL1rNz_k6s&index=9

 J.S. Bach: Prelude in C Minor "pour le luth" BWV 999; David Tayler,  2分  ア−チリュ−ト
 https://www.youtube.com/watch?v=FnpaMm_2QYc&list=RDQMleL1rNz_k6s&index=8

 Weiss - Sarabande from Partita in G minor ナイジェルノ−ス  3分
 https://www.youtube.com/watch?v=cz6M98-LcTo&list=RDQMleL1rNz_k6s&index=6

 Silvius Leopold Weiss (Bernhard Hofstötter, Baroque lute)  6分
 https://www.youtube.com/watch?v=y7uQPn0olv0&list=RDQMleL1rNz_k6s&index=2

 French Baroque Lute Music  51分  今は亡きハイルシェ−ファ−、来日公演で清水まで追っかけて行く.   
 https://www.youtube.com/watch?v=ZRltMej-hSQ&list=RDQMleL1rNz_k6s&start_radio=1

 Kropffgans J. Fantasia, Allegro moderato, Andantino - Alberto Crugnola: Baroque Lute - Oggiona.   6分
 https://www.youtube.com/watch?v=J9x1qxMeUiY

 Bach, Telemann and Weiss: Baroque Lute Music | Xavier Díaz-Latorre ・ MarchVivo  58分

 https://www.youtube.com/watch?v=NFBdFajEW1c



    2025-1-13




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2025年01月10日

戦車はもういらない

 

 

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 榴弾砲                     戦車                    


 まもなくのトランプ再登板でウクライナ戦争がどうなるでしょうか?。 自分が受け取る動画ではウクライナが持ちこたえて多少押し返しているものばかりです。 ロシア有利で進んでいるとの話も聞きます。北朝鮮の兵を参戦させるロシアは優勢だとも思えません。 また、1950年代のソ連の戦車を改造して前線に出してくるロシアが勝っているとも思えない。(これほど過去の兵器を保存しているロシアの対戦争潜在力もすごい) 「戦場の闇」で実際のところは、終わって時間が経なければ分からないのでしょう。

  日本の戦車はかっての民主党政権のときに保有数を半減するようなプランが決められ、その方針の変更のないまま現在に至っています。 確かに当時の民主党の有力者から小生は「戦車はいらない説」を直接耳に聞く場面がありました。

 小生の郷土防衛隊構想においても対戦車ミサイルを重視しています。 ウクライナ戦争での対戦車ミサイル・ジャベリンの活躍で首都キ−ウを守った話は有名です。 下記の動画でこの問題は良く説明されているのでご覧ください。



 【元海上自衛隊幹部が財務省に捧げる】戦車不要論   40分
 https://www.youtube.com/watch?v=Fk30GQqhbQw



 太陽光や風力発電は重視されてきて、まだまだ伸びそうです。しかし、原発や火力発電も含めての電力のベストミックスが大事だと認識されてきています。 戦車も今までの戦争・紛争後の戦訓から、ここでは詳しく述べませんが正反対の結論が交互に現れているのが実状です。 財務真理教の財務省が、専門知識の乏しい担当者からの近視眼的な判断にて、この問題の判断を間違うことの無いことを望みます。 戦力もベストミックスが重要です。



        2025-1-10  


      
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2025年01月07日

はやめの 新バッハ全集  2025更新





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 バッハ

  Youtubeで聞くバッハ全集をブログに揚げてから10年余になります。 その後にルネッサンス・バロックの音楽家を追加しました。  



  速魚の新バッハ全集 2025年 最新更新

   速魚のパ−セル全集

   速魚のジョン・ダウランド全集
                      
   速魚の ハインリッヒ・シュッツ全集

   速魚のモンテヴェルデイ全集

   速魚のヘンデル全集

 新年が明けてバッハ全集の主なところを更新しました。 年月が過ぎ様々な理由でリンクが切れて聞けなくなっているものが多くありご不便をおかけしました。 また、新しい若い演者を追加しました。 お楽しみいただければ幸いです。



       2025-1-7


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2025年01月03日

全国ヨット泊地  最新の更新  2025-1-3


 
  2024年度の巡航を踏まえて更新いたしました。 隠岐から中国・九州・四国の西日本の情報が豊富な内容になっています。 お役に立てれば幸いです。 

  全国ヨット泊地  最新更新  2025-1-3
  https://hayame.coolblog.jp/custom4.html#spb-bookmark-223

   貴艇が航海された情報をお知らせください。

        2025-1-3






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2025年01月01日

トランプ革命  2025


   2025年元旦

  新年あけましておめでとうございます。



 
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  トランプ

 いよいよ2025年から再選されたトランプ大統領が登場する。 彼が初めて当選したころは小生も大前研一さんが「3か月もすれば馬脚を現す」との話に同意した一人であった。 2回目の大統領選挙の時には、明らかな大規模な不正がありバイデンが当選したものと小生は思うようになった。 今回は米日のオールドメデイアが報ずる接戦の状況は信じるにたるものではない、見事大差でトランプが当選した。

 すごいもので、あの弾圧を極めたシリア政府はトランプ登場を待たずに彼の影響で崩壊した。ウクライナ・ロシア戦争もすぐにとはいかないけれど彼により停戦になるのでしょう。

 新閣僚を指名したものが明らかになりつつありますが、ケネデイによりワクチンの問題が明かされ、最近知らされたWHOの脱退、最大のDS・デイ−プステ−トとの問題を処理してくれるとも大いに期待されるところでしょう。

 日本ではトランプの盟友安倍さんの暗殺がつくずく惜しまれます。 トランプに嫌われている現首相も安倍夫人の渡米尽力でやっと会談ができるようです。 その会談の成果は期待できないでしょうけれども。

 日本のDSこと財務省も先の選挙結果により、これまでのやりざまが白日のものにさらされることになり、変わったものにしなくてはなりません。使い古された改革とはいいたくないですが。

 ここで小生は「財政破綻 2024」を書いてきたように、その「うそ」に洗脳された自分がいます。 あと10年も生きられない老人としては、自分の考えが今までに間違っていたとしても死ぬまでにはハイパ−インフレが起こることは無いと思われる。

 金の購入、外貨預金などをその恐怖に備えて小銭を蓄えましたが、現在2−3倍に増えました。子供もいないので残してもしょうがないので、これから少しは幸いにも年に1度くらい小旅行にでも行けるかなと思っています。

 ブログを立ち上げて10年ほど経ました。読んでもらうべき3人組の2人は亡くなってしまいました。 3人で応援ボランテイアをしていた候補者も首相にはなれそうもありません。 暁には3人で官邸の冷蔵庫を開けてカンビ−ルを飲もうといったケチな希望もついえました。

 時代は変わっていくものなので、固執することなく柔軟により良いものつかんでいくのが本当のことでしょう。

 最近のトランプの再登板、日本の手取りを増やす動きには明るい光明が見えています。



日本では報道されないトランプとイーロン・マスクの本当の戦い【山口インテリジェンスアイ】山口 敬之×Saya
  https://www.youtube.com/watch?v=tBmRHHO8AlY



          2025年1月1日  




 
posted by 速魚 at 01:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記