2025年03月17日

天保の改革  その後と今



tenpo 10.jpg
 天保の改革1831-43   水野忠邦



 オ−ルドメデイアと云う言葉を耳にするようになったが、半世紀以上前に習った学校教育の歴史も最新の研究が反映されてきたせいでしょうか、同じようにオ−ルドヒストリ-に変わってきたのであろう。

 さて、江戸の三大改革と云えば、享保の改革・寛政の改革・天保の改革です。 ウイキにより天保の改革は



   改革の背景..........令和の現在の背景


@階層分化に歯止めがかからず地主と小作人の関係が広まっていった..........富裕層と庶民の階層分化

A貧農の都市流入が進み江戸の貧民層が6割にも及んだ..........都市流入化

Bモリソン号事件、アヘン戦争が起こり外国の脅威が現実のものとなりつつあった...ウ路戦争、北朝鮮の核武装、中国の脅威

C天保の飢饉、流通の仕組みの変化などにより物価があがった..........米価格の高騰


  背景を比べてみると同じようなものであることが分かる。今は時代の変わる転換点に立っているということであろう。 昨今には財務省前のデモがにぎわっている、全国にも拡がる勢いである。

 江戸時代の改革では質素倹約を盛んに言っている。長く幕府は続いたけれど根本的な解決はそれではできなかった。 財務省の緊縮財政政策は30年の停滞を招いた最大の原因だと云える。 江戸時代は改革が行われたけれども、封建制を変えなければ解決できなかったように、今もその緊縮政策を変えない限り縮小ダウン傾向から逃れられない。 このままでは取り返しのつかない点まで行ってしまうか。

 固陋な幕閣・財務省を取り換えるか、それとも否応なしに大きな体制の返還である江戸から明治への動きが起きるのかは判断がつかない。 トランプ革命が進行中である、どうなることでしょう。


        2025-3-18


posted by 速魚 at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記