2014年10月27日

聖母マリアの夕べの祈り モンテベルデイ    



          演奏会雑感
  
 
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 昨日10月26日 一橋大学の兼松講堂でモンテベルデイの聖母マリアの夕べの祈りのコンサートが行われました。渡辺順生・ワタナベヨシオ指揮・チェンバロでモンテベルデイ・アンサンブル18名・合奏とオリジナル楽器のザ・バロックバンド16名、ソロのテノール・ジョン・エルウイスの演奏です。
 前回聞いた目白の東京カテドラルと比べて座席の選択を間違えたせいか包まれる感じがしなくてちょっと不満でした。ナビゲーターの音楽学者磯山雅さんの解説もあり、音楽に合わせた和訳したの歌詞がプロジェクターで映され、モンテベルデイは歌詞に合わせて音楽つくりをしているのがよく聞き取れ新しい感覚を覚える。モンテベルデイ歌いで有名なテノールのジョン・エルウイスも素晴らしかったけれど、日本の合唱メンバーもソロ陣も弦部門も遜色ありません。いいです。磯山さんの解説でツインク・コルネットは大変難しい楽器であると述べられましたが、それのソロ場面で少しコントロールが容易でないのだと聞き取れるところがありました。モンテベルデイ得意のエコー・反響を聞かせるところがありますが、そこで最初のコルネットに影響され反響コルネットもつまずいてしまいました。やはり難しいのでしょう。70年代の古楽の録音で、時々シロートでも管楽器の古楽演奏は音がずれるようなことが聞き取れますので、まだまだ続いている問題ですね。でも全体に満足して帰ってきました。

 コンサートの入場の際にどこでも次の公演のパンフレットが渡されます。驚いたのは年末までの演奏会で20枚のうち18枚が古楽の演奏です。やっぱり会場まで1−2時間かかるような田舎に住んでいると縁遠いものになっています。続々と若手の演奏者が古楽に取り組んでいるようです。その中に芸大卒スイス留学のリュート女性奏者のコンサートがあったのには一段とびっくりしました。リュートを早くに少しかじって投げた老人としては、ここまで来たのかという感慨です。残念なことに今回のコンサートに来た顔ぶれをみると50台以上が多数で、20台の若者を見かけません。古楽は演者も聞き手も若者が意気込んで推進してきたのですが先行きは心配です。

 今回聞いてみてやっぱりベネツイアのサン・マルコ大聖堂でこの聖母マリアの晩祷を聞いてみたい。死ぬまでに! 老人に希望を持たせて長生きされたら世の中困るのですが、悪い企画でありましたね。




 http://www.youtube.com/watch?v=dBsXbn0clbU&list=RD02TC1A512ywoI  120分の完全版



      2014-10-27

 
  デイレッタント
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   ジュリオ・カッチーニ
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   速魚のバッハ全集
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   ヌリア・リアル ソプラノ
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posted by 速魚 at 05:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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