2014年11月01日

航海科の充実 その3 練習艦しまゆき 

 しまゆきの航法  
simayukikannmonn.png  

   
   10/30 朝日新聞夕刊より

  練習艦・しまゆき・が昨年6月に自動車船と異常接近したケースで運輸安全委員会は・しまゆき・の操船ミスと公表した。それによると、航路の右側を航行しなければならないところを航路中央を航行し、予定変針点に来たとの乗組員の誤認による報告で左転したのが異常接近の原因とした。
 指摘には無いですが、部下の報告をうのみにして当直責任者としての確認不足があったのと、このような図の船位では航路内であり、艦長が掌握して航行するケースになるように思います。
 当時の航海長は28歳であったとあるので階級不明ながら一尉相当と推定されます。教育の目的を主体とした練習艦の乗り組みにしては若手の航海長のような気がしています。改善点についてはその1とその2で述べていますので繰り返しません。

 この下関海峡の六連島近辺は関門海峡に入る船では水先人の乗船ポイントになっています。自動車船5万2千トンは、この報道での図上の位置のようですと、すでにパイロット・水先人は乗船して、船も大きいことから露払いの先駆けする警戒ボートも先行して航行していたように思いますが、詳細は定かではありません。自動車船の行き先により、海上交通安全法ないし港則法により行き先方向や係留岩壁を示す旗流信号をマストに掲げていたと思われますが、これもわかりません。警戒船がいるのなら、よく他船にマイクで呼びかけたりしますが、自衛艦なので遠慮があったのかもしれませんね、これも不明です。

 海上保安庁はレーダーや船からの報告により航行管制をしています。もっと常識はずれの航行をしている船に対して積極的な警告を与えて安全を図るように行動すべきでしょう。欧州海域で航行した経験のある身にとっては、あちらではもっと具体的な指示があったように思います。なにせ一寸先も見えない霧のなかを、川を上って航行して、おまけに着岸までもきちんと指示によりこなします。あちらの航行管制は見事です。そうでないと夏場はガス・霧ばかりで港は機能しません。日本なら完全に航行ストップです。
 今回も航路の分岐点の中央にブイを設けるなり、航行分離帯ではっきりとさせる設備も必要でしょう。何せ外航日本人乗組員の絶滅した今では、便宜置籍船の普及で外航船舶の技量は落ちているとの認識で、航路標識を設ける必要がありますね。保安庁の航行管制官を欧州での研修・実習をさせてはどうでしょうか?

    2014-11-1


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posted by 速魚 at 07:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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