2015年01月16日

防衛省の武器調達と追補  軍事ジャーナリスト 清谷信一さんによる

 
  防衛省の武器調達   
      軍事ジャーナリスト清谷信一さんによる

 

  先の大戦に、武器のライセンス生産で学び、研究製造水準が追いついて金属ジュラルミン製ゼロ戦がやっと間に合い初戦で活躍しました。アニメの風立ちぬでその時代は表現されていました。でも発動機の水準は欧米には遅れをとっていて、新機種への開発ができずに航空劣勢に陥り敗戦を迎えました。

 戦後の防衛庁・省の方針としても、兵器の国産を重視して、それで自主開発なりライセンス生産をしてきました。方針としては正しいでしょう。
 でも防衛予算を見てみますと、大量に必要な装甲車でも年間調達量は10数両です。わずか1個中隊分です。師団に仮に200両装備としますと10年以上時間がかかることになります。 現自衛隊はまだ第2次大戦なみの自動車化師団のようにトラックを主体としているのでしょうか?信じられない数量です。こと起きれば民間に大量発注する考えとしか思えません。抑止力として機能するのでしょうか? 
 各メーカーの製造ラインを維持するため少量発注をしているのでしょう。清谷さんによれば最新式を避けて現ラインを維持するために、旧式兵器をあえて生産しているというケースもあるということです。予算に限りがあるのはもちろんですが、高額な汎用武器を国産で生産する必要はないでしょう。汎用兵器は同じ予算で数をそろえるべきです。もちろん不具合のある武器も当然改善していくべきです。
 武器メーカーの会議室では、眼がまぶしくなるようなキラ★をつけていた元将官が新聞をよんで暇をつぶしている光景を目にした話も読んだことがあります。
天下りのための武器調達政策は改めなければなりません。倍倍ゲームで軍事予算を増やしてきた存在が近くにあるのですから。
 

  なぜ自衛隊は暴発する機銃を使うのか

  http://toyokeizai.net/articles/-/52889?mm=2014-11-10

  アパッチ攻撃ヘリの調達、なぜ頓挫

  http://toyokeizai.net/articles/-/51971


    2014-11-17


   追補

  C-2輸送機の輸出構想

 軍事ジャーナリストの清谷信一さんが川崎重工製造C-2輸送機を民間転用する問題を詳述されています。詳しくは良い記事ですのでそれをお読みください。

 製造現場ではそれを信じているものはいない。川崎重工は国産武器の輸出によるコスト低減政策に従っているフリをしている。

 知りませんでしたが、軍備輸出に関するオフセットの問題も述べられています。輸入国から装備の一部の生産や技術輸出、またその国が輸出したいものを買ったり投資したりすることがセットになって要求される問題です。我が国は今までにこのオフセットを武器輸入大国でありながら要求したことがない。それは国会で装備の数量・調達期間・予算総額が承認されるシステムになっていないからです。総額と期間がわからなければ、輸入額のパーセンテージに相当するオフセットの設定・履行も決定できないからである。
 2015年度の予算を閣議決定しました。防衛費は3年連続増です。ズボラな武器調達予算ではなく、オフセットも要求して予算の効率運用をしてもらいたいものです。


c-2.jpg
 
  


  C-2輸送機の輸出構想は絵に描いた餅
    http://toyokeizai.net/articles/-/56949

   P1哨戒機の対英輸出は画餅である
http://toyokeizai.net/articles/-/58317

      2015-1-16&19


  
  武器輸出の解禁
  http://hayame2.sakura.ne.jp/new1003.html#武器輸出
  零戦の展示
  http://hayame2.sakura.ne.jp/details1016.html#零戦展示
  F2B戦闘爆撃機の復帰
  http://hayame2.sakura.ne.jp/99_blank004.html#f2 戦闘爆撃機






posted by 速魚 at 04:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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