2015年02月20日

坂井三郎   大空の職人 

 
    
  

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 友人が入院見舞いに持ってきてくれた、この本を読みました。若いころにベストセラーで評判になっていましたが、オタクの私でも読んでいませんでした。
 日本が、中国戦線からラバウルまでの押していた時代の海軍航空隊のことが実感できます。確かに日本のパイロットは、中国での豊かな実戦経験で成長したところで、零戦を得て米国と開戦になります、それで大きな戦果を挙げたわけです。 まだアメリカも物量生産中で、初戦にはそれで押してはきません。ガタルカナルが分水嶺になって流れが変わるのですが、そこで負傷して奇跡の4時間帰島で一命をとりとめます。読んでいてもあの状況で帰れるわけがありません。スゴイことです。

 どうしてこれが公務員改革のページなんでしょう。 日本は戦時でも平時の昇進システムを貫いた国です。欧米のようにエースパイロットにはそれに見合った待遇を与えた国ではありません。
 天皇陛下が満州事変よりの歴史を振り返ろうと述べられたばかりです。その首謀者たる石原莞爾は開戦前の8月に退役しています。戦争中は従軍していません。我が国は戦争に勝つためより軍事官僚・昇進・システムの維持のほうが大事でした。
 アイゼンハワーは第2次大戦開戦時は中佐です。それが4年で元帥になって欧州戦線を勝利に導きました。戦時の昇進とは、勝利を得るとは、こういうことです。

 我が国で、パイロットのように実力が、実戦結果でわかる世界では下剋上がすすんでいました。歴戦の下士官飛行兵がポットでの士官学校出の飛行中隊長の指揮に従うわけはありません。この本には書いてありませんが、主人公も麻薬入りのタバコを吸引していて隊長から叱責されています。今ではヤンキーパイロットといったところでしょうね。 ベテランパイロットは士官の教育係りとして実践の戦闘を戦ったわけです。主人公の昇進を見ると下記のごとく平時の下士官の昇進と変わらないものです。

 安倍さんは是が非でも外務省の方針に従って、世界に自衛隊を出したいようです。今回のようにテロの犠牲者がでるとチャンスとばかりに突きすすみそうです。犠牲の血と米国への人身御供を欲しがっているように見えます。 今の官僚機構は民主党がいっそうの強化に貢献したおかげで盤石最強です。昔を復活するだけで、古いシステムのままでは勝ことはできません..........よ。  公務員改革が先です。


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    年表
 年    軍歴                     階級

1916  大正5佐賀県に生まれる
1928  昭和3小学6年、父死す
     青山学院中等部に進学、落第と退学
     海軍飛行少年兵に数度失敗 
1933  一般海軍志願兵、佐世保海兵団、戦艦霧島、          4等水兵
1935  昭和10、海軍砲術学校入学、戦艦榛名、            1等水兵
1937  霞ヶ浦海軍操縦練習生
1938  昭和13  大村航空隊、台湾高尾航空隊、第12航空隊    3等航空兵曹
1939                                        2等航空兵曹
1940  運城基地進出、内地帰還、大村航空隊、零戦講習と受取
1941 昭和16  第12航空隊、重慶攻撃,成都攻撃、蘭州攻撃、
    台南航空隊                             1等航空兵曹
 12月、日米開戦フィリッピンクラーク基地攻撃、B17初撃墜、スールー島ホロ基地、
1942  タラカン基地、バリクパパン基地、マカッサル爆撃、デンパサール基地
    ラバウル・ラエ基地、ポートモレスビー攻撃、SBDドーントレスにより負傷                                                                   内地で治療、右目の視力をほぼ失う            飛行兵曹長

1943   大村航空隊の教官、
1944  横須賀航空隊、硫黄島基地、海軍初の特攻命令で帰還、硫黄島脱出 少尉
     第343航空隊、                       敗戦昇進中尉
1945  横須賀航空隊で敗戦、8月17日にB32撃墜?、
1973  ねずみ講に参加、部下を勧誘して被害をだす、1980年摘発される
1976  昭和42大空のサムライで世界的ベストセラー
2000  平成12死没


     2015-2-20


  速魚の公務員改革のページへ
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  零戦に寄せる思い
  http://hayame2.sakura.ne.jp/99_blank.html#零戦に寄せる思い
  上原良司氏の特攻
  http://hayame2.sakura.ne.jp/details1016.html#上原の特攻











posted by 速魚 at 08:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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