2015年03月29日

エルトウールル号の日本訪問計画






erutu-ruru.png


 トルコ政府はエルトウールル号を再建して日本に周航させると発表しました。その帆船の遭難事件は少しは世間で知られるようになりました。
 その船は明治23年に紀伊半島南端の串本町沖で遭難して500名以上の犠牲者をだしました。貧しい地元漁民が懸命の救出活動で69名を救助して、親身になって介抱にあたった。生存者を海軍の比叡と金剛でオスマントルコに帰国させました。これをきっかけにして現在までトルコとの友好関係が続いています。トルコの教科書に取り上げられていて、トルコの庶民レベルにまで良く知っている事実となっています。
 イラン・イラク戦争の折には、日本航空が現地行きを拒否するなかで、トルコ政府はイランからの日本人脱出のために救出の飛行機まで派遣してくれました。

 ウクライナの内戦がおきています。その取材でウクライナの老人から日本は信頼できる国であると云われたといいます。 ウクライナやポーランドの人々は日露戦争のときにロシア国民として従軍しています。彼らが捕虜になったときに日本人からの待遇に公正なものを感じて子孫に伝えたことによるエピソードでしょう。シベリア出兵のときのポーランド孤児の救出も現在まで続くポーランドとの友好になっています。庶民が無私な気持ちで尽力したことは大きな遺産となりますね。

       2015-3-29

   ガリポリの戦いとトルコ近代化
   http://hayame2.sakura.ne.jp/99_blank004.html#ガリポリ2
   ソフィン戦争
   http://hayame2.sakura.ne.jp/details1016.html#ソフィン戦争
   ポーランドとの友好
   http://hayame2.sakura.ne.jp/new1003059.html#ポーランド
   歴史を忘れた民族
   http://hayame2.sakura.ne.jp/new1003.html#歴史を忘れた





 
posted by 速魚 at 07:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/115863368
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック