2015年09月07日

難民・移民政策 まとめ


船中発策HPの難民・移民まとめ
  http://www.hayame.sakura.ne.jp/99_blank006.html

 9月6日までに1万2000人の難民・移民がドイツに到着した。もうそろそろ人道に訴えることの限界を示すことが起きるのではと思われます。 メルケル首相は今回の受け入れを表明したことについて避難の声も聞こえてきます。ドイツ国民の88%が難民のための衣類や募金の提供に協力すると答え、66%がボランテイアに協力すると言います。この状態が続くわけがないので、遠く離れて海に囲まれた日本も今のところは他人事のようですが、考えておかねばなりません。
 国連が主体になり、難民の文明圏にキャンプを設備して、対処するのが一番だと思います。そこへいっそうの資金と人を出さねばなりません。

    以下は関連ブログをまとめてみました。

            2015-9-7




   外国人労働者の日本移入
     川口マーン恵美さんによる


kawaguti.png
    

  ドイツにいる外国人はトルコ系が301万人。2012年で42万人の
ポーランド人が働いている。さらにすこぶる貧しい国からブルガ
リア・ルーマニアから労働者がドイツに流入しようとしています。
 EUなので労働ビザなしで自由にドイツで働くことができまる。
ドイツに単純労働者が大量に流入して最低賃金を押し下げる
ことになります。

 ドイツと日本は敗戦後ともに復興して成長したけれど、ドイツ
は日本と違って、早い段階で外国人労働者を導入した。
日本からも炭鉱離職者がドイツの炭鉱に働きに行ったということ
がありました。1970年代にその外国人労働者数は300万人に
なった。今日ではその労働者は帰国せずに2.3世になっている。
 外国人労働者は社会保障費を補てんしてくれるはずであった
が、それを食い潰す存在になった。ドイツで低賃金の仕事は
外国人のものと決まっている。ドイツ人は失業しても、生活保
護をもらっても、ゴミ集めをしない。農村の季節労働者にもな
らない。
 フランスで新聞社を襲ったテロ事件がありましたが、犯人は
旧植民地の2.3世のようです。ドイツ人の賃金の低下を招くの
ならまだしも、今のような格差社会が固定したままでは、テロ
の温床となります。イスラムの深刻な問題も国内で抱えること
になります。またネオナチが増加してきたり、大声で差別を正
当化する団体が増えることになるでしょう。
 日本でも単純労働者を国内に入れたいようですが、ドイツを
反面教師として学びたいものです。雇う側は経費が下がってあ
りがたいのでしょうが、全体でみればコストは増大します。
いいことはありませんね。

   2015-1-10



  日本の難民政策と外国人雇用  
    
    nanminboat.jpg
       
  毎日新聞の1月23日の報道で2013年に世界各国で難民と認定
された人は21万人以上いるが、日本の同年の難民認定者は6人だ。
人道的理由で在留を認めた人を含めても157人にとどまる。政府は一
層の難民制度の改善に取り組むべきとのことです。

 東京から50kmも離れた田舎の小都市でも、どう考えてもアフリカ人
の家族と思われる人々を見かけます。就労ビザはどうなっているのか
と不思議な気持ちです。 でもそのカラクチの一端が分かりました。例
え就労目的で来日しても、難民申請をすれば、その決定が下るまでは
合法的に就労でき、その日数が何せ優秀な官僚組織のおかげで2-3
年かかり就労できるのだそうです。旅費を工面できればたくさん来日す
るはずです。

 毎日新聞の報道ももっとものように聞こえてしまいます。ここで取り上
げたEU労働市場の現実を知ればとてもそのご意見には賛同できませ
ん。
 日本は難民支援に世界第2位の拠出をしており、たとえ難民を受け
入れても2・3世のテロ組織への参加が問題になってきており、簡単に
はいきません。 難民の同じ文明圏での受け入れ支援を推し進めた
ほうが良いように思えます。 性急な改革には慎重になるべきでしょ
う。

        2015-7-6



     追記
      
            
    nanmin japan.png
        
       朝日新聞より転載

  2015年8月3日付けの朝日新聞に同じ趣旨の記事がでています。
人道だリベラルだという雰囲気に判断を間違ってはいけません。
 日本には緒方貞子さんの難民支援に対して立派な業績があります。
拠出金も多いはずです。欧州は近代の植民地・奴隷政策の責めをお
わなければならない立場で、難民の受け入れが多いのは当然です。原
因を作ったものが主役に立ってやるべきものです。
 国連がもっと難民については動けるように政策・資金で援助するのが
日本の役目です。中国残留孤児についてすら問題を抱えて解決できな
い日本ではやれることは限られています。現状を維持していくべきで
す。

        2015-8-8


   ボートピープル救助と難民政策  


  
    220px-Pelagie_Islands_map.png


BIGLOBEニュースによりますと、ソマリア海賊対策の自衛艦いなずまが4月に75人の
難民漂流船を救助して、そして彼らの目的地のイエメンに送付したとの報道です。

 最近イタリア南部の地中海にあるランペドウーサ島付近で難民船の沈没や救助があ
いついでいます。収容施設も満杯のようでイタリア政府は苦慮している。EUのせいでい
ったん上陸してしまうと欧州各国に自由に移動できるので、難民の入り口となっている模
様です。
 テレビで特集もやっていましたが、送り出す側も集め役、収容役、輸送役と専門的にプ
ロがかかわって一大ビジネスと化しているようです。

 ところでかって船乗りだったころ、ベトナム難民のボートピープルが東シナ海で問題に
なったことはあります。日本船でも救助して、難民を乗せるの乗せないのと議論していま
した。私は乗船中の本船では難民船を見ることはなかった。当時は航海士で船長でな
かったので、気楽でしたが、本当に発見したときには決断がいったでしょう。難民船に人
数がのっていても本当の漂流状態ではなく、拾ってもらいその国に上陸して、そこからア
メリカへという目的のようでありました。というよりあのボートでは太平洋をアメリカに航行
するのは無理ですけれど。

 イスラム国の問題で明らかになってきましたが、受け入れてもらった国での2・3世は不
満をもち過激な行動にはしる一部の人が出ています。難民の側もあこがれの?先進国
に来ても幸せではないようです。これから受け入れ国は難民に対して厳しい処置をしてく
ることも予想されます。エボラのこともあり、なおさら見ても捨て置くことにもなりかねませ
ん。

 難民政策ですが、自分の所属する文化圏を離れない安全な土地での収容をはかり援
助していくシステムに変更していく必要がありかも。
 このままいくと民族・宗教・文化で排他的に差別する勢力が拡大してくる恐れがありま
す。

         2014-11-2




追補

      EU、難民危機対策の軍事作戦を承認

  5月19日 AFPによりますと、EUはリビア方面の人身売買業者の摘発を視野に海
軍による軍事作戦計画を承認した。国連決議も必要とのことです。

 過去1年間で5000人以上が死亡している。難民の対策より当面の実力行使が先に
なりました。


      2015-5-19

  追記

  欧州への地中海難民、半年で13万人超。この半年で沈没などで死亡した人は185
0人で過去最悪。たどり着いた人でシリア人34%、次いでアフガニスタン人とエリトリア人
が12%となる。   

         2015年 7月1日 NHK NEWSWEB より


EU 労働市場の現実  

;      ドキュメンタリー  Race to the Bottom

       
      
      race to the bottom.jpg
     
     顔を隠しているのがマイケル・オシレイ社長

  
  NHKのBSドキュメンタリーのデンマーク製作の底辺への競争を見
ました。EUでは2002年の労働市場の域内解放により、それまで歴史
を積み重ねて積み上げてきた労働問題が一気に破壊されてきていま
す。 こんな問題がEUの統合の御旗で行われている現実なら、西欧
の近代の歴史の清算と言われてもおかしくないでしょう。ネオナチが復
活するはずです。大きな動乱が起きるのではと懸念いたします。

  日本での先ほど起きた派遣労働者の問題などこれに比べれば小さ
なことに思える程です。 スウエーデンの公共工事で市が支払う時給7
000円をドイツの建設会社が受けて下請けにスウエーデンの会社に4
500円で出し、それが2次下請けにポーランドの会社に2000円で出
してポーランド労働者には時給500円で支払われます。東電の除染下
請けの時給もこれなら罪も軽いと思わせる程の搾取の状態です。 デ
ンマークの地下鉄工事では200人のうち10人ほどがデンマーク人で
あとは東欧の労働者たちです。工事発注元の国の労働者は解雇され
て低賃金の外国人派遣労働者に取って代わられています。 人材派
遣企業は労務災害が起きれば帰国させて知らんぷり、労働災害も増
えています。賃金すら未払いで放置、人材派遣会社は債務が増えたと
ころで清算して消えてしまう。もう真面ではありません。
 こんなビジネスモデルが蔓延しています。EUの夢はいずこ?スカン
ジナ諸国の福祉はどこへ?

 TPPでこれと同じような労働市場の開放なんて言い出したらとんでも
ないと声を大きくしなければなりません。確かに賃金を支払う企業にと
っては一挙に1/3や1/4の賃金になるのでホクホクでしょう。

 機会があったら一度このドキュメンタリーをご覧になるようおすすめい
たいます。西欧の近代の清算がおきているような気がします。EUの分
裂や統合の制度の大幅な見直しなど大きな変動が起きるのは必須で
しょう。


 BSドキュメンタリー 5/21放送 5/29再放送がありました。

       2015-6-1


アフリカ支援の懸念

 横浜でアフリカ開発会議が来月開かれます。ミャンマーの大判振る舞いが決まっ
たので、アフリカにも盛大なお土産を用意しているのかと、懸念しております。
アフリカの現状に問題があるとすれば、根本原因を作ったのは、それを植民地
にした西欧諸国です。日本は指1本汚しておりません。ヒューマニズムも大切かも
しれませんが、西欧諸国を差し置いて日本が乗り出したとすれば、お人よしにも
ほどがあるというべきでしょう。中国の進出がすさまじいと聞きますが、資源を求
めての中国の国益にかなったものです。日本は西欧米・中国の次の3番目でい
いのです。かわいそうで援助するのは少額で、必ずアフリカに関してはコスパで
しっかりと計算した援助にすべきです。外交がオソマツすぎるので、北朝鮮から
外交顧問を迎えたいほどです。外務省の改革が必要です。

        2013-5-27


ヨットと難民

ping906.png

 トランプ大統領の入国規制が,連邦控訴裁の仮処分で一時のスキマができました。続々と影響を受けた人々が飛行機に乗り込んでアメリカに殺到しているでしょう。 ドイツは難民を引き寄せる政策をとりましたが、今となっては、そのハシゴをはずしてしまい、ドイツまでの通過国で移動してきた人々は極寒にテントを張り滞留しています。報道は少ないけれど。


 マジョルカのマリ−ナでの上架「PING906」 52fケッチ


 かって地中海のマジョルカに友人とヨットを購入して置いていたことがあります。当時の欧州はまだ問題が今とは違いました。スペインでは国内に居るヒタ−ノ(ジプシ−)、国際的には赤色テロの問題でした。プラド美術館では館内で絵画を見ている時に私服からパスポ−トの提示を要求されたことがありました。日本赤軍が問題になっている時だったので。
 
 夢がかないませんでしたが、ヨットでのエ−ゲ海クル−ズは、今となっては警戒が厳しく航行するのに無理のあるものになっているでしょう。 当時でもイタリアの刑務所のある島の沖で錨泊したとき、またスペインのアリカンテ沖を航行していた時には警備艇が接近してきて、機関銃の銃口を向けられて尋問されたことがあります。語学の達者な友人が同乗していましたので、問題はありませんでしたが。軽い職務質問だったのでしょう。また友人のカミさんが米国人で一緒だったので、その姿を警備艇から目にし、貧相にみえる東洋人がヨットに乗っていても、クル−にしか思えなくて不審に思われなかったのかもしれませんね。

 リビアの独裁者カダフィが健在の時に、マジョルカ島のパルマ湾にリビアを空爆した米空母が停泊していた。ヨットで接近して見にいっても自爆テロの時代ではなかったので問題になりませんでした。

 友人が新しいヨット39fケッチ「アトランテイス号」を買いました。それで大西洋を横断することになり、ジブラルタルに立ち寄る。 多分、水の補給が必要だったのでしょう、詳しくは忘れましたがそこからジブラルタル湾内にあるスペイン本土の港の岸壁に停泊しました。 まだ東ドイツは日本のパスポ−トには入国規制が記入されていた時代です、東西ドイツに壁で隔てられるときでしたので、どうして東ドイツの青年が出国したのかわからないけれど、彼がヨットの横まで訪ねてきて、同乗させてくれないかと申し込まれました。

 かって、我が塩野七生さんもエ−ゲ海をヨットに同乗してクル−ズされた体験があったように、欧米でのヨットヒッチハイクの習慣は、日本では考えもしませんが、耳に聞く話でした。 友人は狭い船内に知らない人を乗せる気にはならないので断りました。爺も同意見です。彼はヨットの横の岸壁で一晩過ごしたようで、翌朝にも見かけました。それに気が付いて、かわいそうな気分にもなりましたが、こちらの気が変わりませんでした。今ならイスラムの人達が同乗を望む状況なのでしょうか?

 少し話が変わるけれど、マジョルカではチェコスロバキアの若いカップルに出会いました。小型ヨットを自作し、あちこちクル−ズしてそこに来て、マリ−ナで船底塗料を塗るバイトをして稼いでいました。彼らから自転車を購入しました。 彼らは後にアメリカに渡り「自由への逃避」ということで有名になったと聞いています。


 当時の欧州は冷戦とはいえ同じ文明どうしの問題で、今から比べれば異文明・異宗教の問題ではなかった。
 昨日の報道でシリアの難民を300人を日本が受け入れるということです。よほど慎重な行動が必要でしょう。安易に人道に走っても、後日に大きな禍根を残します。

       2017-2-7


 



posted by 速魚 at 21:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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