2015年10月08日

TPPのまとめ

 TPPが大筋合意しました。これからの難関は米国が議会の同意を得られるかでしょう。 オバマ大統領が経済ルールのことで中国にそれを書かせることはできないと発言しています。 TPP関連をまとめてみました。

        2015-10-8


 TPPの二本の両輪 

関税に例外が有る無しが重要な議論のように報道されております。しかしそれ
はもう1本の輪が存在することを忘れた議論です。今回の中国艦船のロックオン
で明らかになったように、中国問題は大変な問題です。アメリカは日本のTPP
不参加など考えておりません。新たな安全保障の枠組みを作ることが大事な
TPPの役割であることを忘れてはいけません。

           2013-2-9

  TPPと食の安全保障

 TPPの議論で米の現在の高率関税を残すべきだといわれています。それは
食に対する安全保障の観点で農家を守り自給率を落とさぬためだと言われて
います。
 食の安全保障のことからいえば、必要とされる主要食品を3年程度備蓄する
ことです。備蓄予算を組み、海外援助の予算も使い、食を購入して古いものを
援助に回し、回転して鮮度を保ち保管しておけば十分です。予算の使い方が
効率よくなります。市場の値段の高騰の折には備蓄を使用して、価格を緩和する
こともできます。
 TPPでさらに農家に補助金を増やしたりすることは、この財政の危機のおり
不適当です。農家の成長も妨げます。油や金や希少金属なども、備蓄します。
アベノミクスを言うのなら日銀にそれらを買ってもらえばいいのです。もっと備蓄
のことも考えましよう

                         2013-3-12

  追記         

  TPPのアメリカ大統領への権限集中が決まれば、一気に妥結に向かいそうな状
況です。そこで注意しなければならないのは、労働の移動自由に関する規定です。
EUでは、東欧の低賃金で働く労働者の参入自由によりドイツ・スカンジナビアや既
に進んでいる国々において、その国の労働者を駆逐して派遣労働者に入れ替わり
Raceto the Bottom底辺への競争が起きています。ドイツでは介護職員はポーラン
ド人が占めているということです。西欧近代が作り上げた労働環境・安全・法政・福
祉を根底から蝕む状況が起きています。
 安倍政権が進めている労働法制の改悪など屁にもならないような状況です。くれぐ
れもTPPの労働関係の条項には注意が必要です。

      EU 労働者の現実 Race tothe Bottom

       ;http://hayame2.sakura.ne.jp/details1020.html#EU 下請け

                   2015-7-1
posted by 速魚 at 07:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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