塩飽海賊の本拠地
塩飽海賊の本拠地本島は瀬戸大橋のすぐ近くの島です。 瀬戸内海を航行する船をここから監視できる絶好の位置にあります。 地図をごらんになればお分かりになると分かりますが狭くなっていてここを抜けなければ東西へは航行できません。

地元セーラーでもあまり行ったことがなさそうで、情報不足で、まず丸亀よりフェリ−にて事前偵察に行ってきました。 フェリ−を降りたところにある観光案内所でヨットを泊められるかを確認。 瀬戸内のフェスティバル期間中でなければ可能とのことでした。 そこから徒歩で笠島地区に行ってきました。 ここにはポンツ−ンがあり、ビジタ−は1泊1000円で係留できます。

笠島 ビジターバ−ス
今度はヨットで笠島に訪問しました。瀬戸内での係留はポンツ−ンが一番です。2-3mの潮位がありヨットとカキとの接触を嫌うためです。
この笠島への航行にはすぐ北側にある向島との間は水深が浅いので本島に沿って笠島に入港する必要があります。爺爺も危うくそちらに行きそうになり水深計の警報音が鳴り響きました。
笠島は塩飽海賊の本拠地で街並み保存地区であり、大きくはないですが落ち着いた街並みがご覧になれます。宣伝が足りないのでしょう、訪れる人も少なく穴場的存在です。

笠島 街並み保存地区
古くから海上交通にかかわりましたが、特に信長・秀吉・家康と関係を持ってきました。徳川幕藩体制でも珍しく、この塩飽地区は人名(650名)という自治制が認められていました。本島に塩飽勤番所を設け代官の派遣ではなく選挙で選ばれた年寄・有力者が交代でここに勤務して自治行政をおこなった。公儀御用と引き換えに税も免除された。

塩飽勤番所
幕末を向え、咸臨丸の渡米の際には水夫として37名が乗船勤務した。 塩飽の弁財船で鍛えた船大工の技術で明治以降は宮大工として活躍。 笠原町並みもその技術で建てられている。

咸臨丸模型
2016-7-22
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