ヨットで竹原に行ったので、呉線に乗り、呉にある大和ミュ−ジアムに行きました。
確かに戦艦大和の1/10模型は大きなものでした。人間の模型が艦上にあり、それとの比較で大和の大きさや壮大さが推想できます。
建造費約1億3780万円、1937年起工、当時の軍事予算約33億(国家予算の70%)ですので、その年の予算の4.2%余りを費やしたものです。 設備は冷房も完備され、停泊地に鎮座するばかりに大和ホテルと言われていました。 敵を撃滅した期待されたほどの戦果はありません。
アメリカも真珠湾で、また英戦艦2隻が日本軍機に沈められるまでは大艦巨砲主義の誤りに気が付くことなく、日本以上に戦艦を建造してきましたので、日本だけを責めるわけにはいきません。 間違いに気が付いても、 日本には軍略を変えるほどの国力がなかったというべきでしょう。

戦艦大和 1/10模型
他の展示物でおもしろかったのは、後期生産型のゼロ戦62型と特殊潜航艇の海龍です。
海龍は写真でしかお目にかかったことはありません。 終戦間際になって本土決戦用に大量建造された特攻兵器です。シロ−ト目にも魚雷を撃ったあとの浮力の処理はどうするんだろうかと思わせます。 前部の燃料タンクに爆薬をつみ特攻するしかないようです。

ゼロ戦62型

特殊潜航艇 海龍
2016-8-6