2017年01月08日
北方領土交渉 まとめ にあたって
期待された昨年の北方領土交渉もお金だけだす不首尾なものになりました。これからの交渉継続を担保するだけのために、3000億円も出すのは果たしてよいことでしょうか?
ソ連は先の大戦の戦勝国です。日本とソ連は、独ソ戦争のように数千万人単位の被害をだしたものとは違います。 ソ連の一方的な中立条約破棄により、ソ連から仕掛けられた戦争の結果で、亡くなった人は独ソ戦にくらべれば、比較の仕様のない程少ないものです。また日本はシベリア抑留での敗戦負担を負いました。
ソ連が主張するように4島は戦争により日本が失ったものです。 樋口中将が占守島で、上陸してきたソ連軍を断固として阻止しました。終戦後でも断固千島を維持してくれましたが、その後の武装解除に応じたために、千島列島でソ連は無血で占領して住民を追い出しました。
北方4島の経済的価値は今のところ水産資源の問題だけで、それほど価値があるとは思えません。旧島民も高齢化して本土に基盤を置いた人々です。
戦争で獲られた領土の返還は難しいものです。古来の領土と主張しても難しいでしょう。 経済的な得は小さいけれど、中国とは違いロシアは極東では領土的な膨張政策をとっていないので、それの実害は広がることはないでしょう。平和条約の締結とシベリア開発の日本参加で、対中国との抑止効果は期待できます。 現在のシベリアは、ロシア人口の減少に中国人の移住増加で人工的に併呑されるのではないかと言われてきました。かっては中国の領土であったシベリアです。その状況を考えて面積的な引き分けで手を打つチャンスを待ったらいかがでしょうか?
こう書いたところで、テレビタックルを見ました。筑波大の教授が4島のカジノ計画をトランプが参加する、また関税ゼロのタックスヘイブンの地とする。そして発展して日米ロの3国同盟の締結で4島返還となる初夢プランを披露していました。カジノとタックスヘイブンはここで書こうと思っていましたが、受け売りになり(笑い)書けなくなりました。 いずれにしろソ連崩壊の時に人道援助として3000億円使っていたら、もうとっくに4島は帰ってきたかもしれません。 じっくり今後の時期を待ちたい。
2017-1-9
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