広島よりJR山陽線で5−6駅西方にある廿日市近辺の西国街道を歩いてみました。 西国街道は京都より下関を結ぶ街道です。西国往還や山陽道と呼ぶこともあり。 吉田松陰、久坂玄瑞、坂本竜馬など幕末の志士が旅した道です。
街道を歩いていて気持ちが良いのは、道が直線で構成されていなくて微妙にカ−ブしているところです。なごむ感じがして落ち着きを感じます。

全体図

佐方一里塚--天満宮--福佐売神社まで その1
JRの駅か広電の廿日市駅からの出発になります。下の一里塚は急な崖下にありその崖まで住宅が迫って立っています。 街道の横は海岸だったのでしょう。すぐに、街道に沿って植えられていた松が、現在ではここにしか残っていない街道松に着きます。

佐方一里塚

街道松
現在は桂公園となっている桜尾城を左に見ることになります。さらに歩いていくと急な丘の上に天満宮が見えます。まさに城があったのではと思わせますが、そのとうりで篠尾城跡でもあります。 近くに廿日市本陣跡で、今は中央公民館となっています。駅から海側に広い通りがあり、コインランドリ−やパチンコ店があり、そこに町屋跡を示す銘板があります。 幕末の長州征討のおりに、幕府によって戦争準備のため事前に焼かれてしまいました。

左手奥の木立の丘が桜尾城跡・桂公園

大正時代の桜尾城 現桂公園

天満宮 合格祈願 古城跡

廿日市町屋跡
ここら辺は市街化されています、常念寺を過ぎ自転車店のところで道なりに大きく曲がります福佐売神社の石柱があります。神社は街道から細い参詣道を30mほど奥にあります。
可愛川を渡ってすぐ右に折れて広電踏切を通り広電廿日石市役所前駅の北側を過ぎます。

常念寺 浄土真宗のお寺

福佐売神社−−広電廿日市市役所前‐−山陽本線陸橋まで その2

福佐売神社 古書に朝廷から顕彰された謂れで建立

可愛橋を渡り川沿いを右へ

広島電鉄の踏切を渡り左へ
ここからは少し複雑で、下写真の奥へ崖に沿ってすすむとJR山陽線の陸橋を渡り
鉄路横を歩き国道247号線の陸橋下を通ってJR宮内串戸駅に至る。

真っ直ぐに進行

JRの陸橋を越える

JR山陽線陸橋---JR宮内串戸駅 その3

247号線の陸橋下をJR宮内串戸駅方面へ

JR宮内串戸駅より専念寺まで その4
駅前の広い道路を100mくらい過ぎると信号のあるT字路になり、左折して御手洗川そいに歩くと一里塚と専念寺に至る。宮内串戸駅近くにも一里塚があるようですが、未確認です。 2時間ぐらいのゆっくりとした散歩になります。

JR宮内串戸駅 自転車預かり所 右へ

左側の御手洗川沿いを歩く

宮内一里塚

専念寺
御手洗川を渡って西国街道と津和野街道の分岐点に至る。その途中に折敷畑の合戦の登山道がある。
2017-3-2