
サウジ国王が3月12日に来日されました。 報道を聞いた限りでは、石油価格の低迷で苦しく、新しい政策を模索するという。
原油価格の低迷は、サウジがシェ−ル石油・ガスをつぶすために減産を拒否する戦略をとっているからではないのか?
サウジ国民は、公務員として雇われた人が多数で働かない国民、現場では外国人労働者の実務で成り立っている。
日本に投資を求めて新しい産業を造成しても、そのような国民性にたっぷりと浸かった労働者で企業がやっていけるのでしょうか?
孫さんとのファンドで、実業ではなく会社買収や新しい企業への投資のほうが成功する確率が高いように思えます。
日本の首相と具体的に何を話したのかは聞こえてきません。ミャンマ−に何千億円をチャラにしてやったようなことは無いと思いますが。
来日の随員は1500名ともいいます。 都内の高級ホテルを借り切った模様です。 その方々の大人買いに期待が大きいとしきりに報道されています。
西欧では難民の人々に期待を抱かせて呼び寄せる格好になりましたが、現状はそのハシゴをはずした状態です。 しょせんその暮らした文明・文化の違うところで生活をすることは普通でも難しいです。まして難民ならなおさらでしょう。 豪勢な訪問をしてくるサウジに、なぜか難民を受け入れよとの報道が聞こえてきません。豪華買い物の報道はたくさんです。
40歳まで船乗りだったので、イラン・イラク戦争の折に、日本船が攻撃されたていたペルシャ湾を航行してクエ−トに石油輸送パイプを運んでいったことがあります。その際にも、クエ−ト政府は命かげで入港した乗組員をねぎらうこともなく、上陸の許可すら出さないので船内に閉じこもったままだったことがあります。 その後イラクにクエ−トは蹂躙されました。同情の気持ちは起こりませんでした。 かくも中近東の人々とのつきあいは難しいものです。
2017-4-5