日本の政局で籠池やら豊洲問題を論じていますが、アキアキしています。一方ではシリアの空爆や空母カ−ルビンソンの極東派遣で情勢は緊迫感があります。在韓日本人の駐在員の家族の日本帰還を考えなくてよいのでしょうか? 小生に親族がいれば躊躇なく呼び寄せです。
先のテポドン騒ぎのときに、自衛隊の敵基地攻撃能力を持つ議論が起きましたが、今回もその報道を目にするようになりました。
トランプによる今回のシリア空爆では、化学兵器で攻撃した疑いのあるシリア空軍飛行場に、巡航ミサイル59発余を打ち込みましたが、滑走路に被害は少なく飛行機は発進できる状態だといいます。滑走路はすぐに修復可能で米軍は他の機能を攻撃したのでしょう。
北朝鮮の移動型ミサイルに対しての攻撃だと、もっと少ない被害しか与えられないと思われます。隠蔽された敵基地攻撃は、短期には効果の上がるものではありません。
もう忘れてしまっているでしょうが、F4ファントム戦闘機を日本の主力戦闘機に採用するときに、爆撃装置を外したことがありました。持っている性能を制限する・外すの外さないのバカゲタ議論を当時はしていました。それから比べたら専守防衛が、事前に予想される敵をたたくことができるのでしたら、雲泥の差があるといえましょう。

PCゲーム BARBAROSSA Decisive Campaings による独ソ戦開始画像
上図はヨットを再開して以来、じっくりやる時間が無くて積ゲ−になった、バルバロッサ作戦・第2次大戦ものストラテジ−ゲ−ムです。歴史的な軍配置を踏まえています。他にもハートオブアイアンWという同種のゲ−ムも買い込んでいるがやっていません。(ゲームの話はいずれ後ですることがあるでしょう。)
ドイツのバルバロッサ作戦では、ソ連の油断につけこんでドイツは開戦と同時に空爆を仕掛けて、ほとんどのソ連飛行機を飛行場で壊滅させ、制空権を支配して電撃戦を成功させました。
さあどうでしょうか?福島の震災の折には松島飛行場にある航空自衛隊の飛行機が退避する決断を誤り壊滅してしまいました。自衛隊は最新の武器を欲しがり予算をつぎ込んで装備しますが、その保守・防御には予算をかけません。ほとんどの基地には掩体壕すら整備されていないでしょう。むざむざ基地に最新鋭の飛行機を裸で整列させているのが現状でしょう。ソ連の二の舞は必須です。
敵基地攻撃能力の装備より前に、掩体壕を作ることももそうですが、今ある地下鉄・街に退避設備としての整備が必要でないのでしょうか? 米軍基地の近くは特に急がれます。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170829-00010000-kachimai-hok
2018-8-29 襟裳沖にミサイル着弾
洞窟に隠れているような移動式ロケットランチャ−を1個ずつつぶしていくことはとてつもない装備と費用・時間を必要とします。それよりも移動式で射程千キロ程度の固形燃料ロケットを200基程度装備して対抗させたほうが抑止力になるのでないでしょうか? アメリカに戦術核の韓国再配備を支持する議論を始めたほうが良いかも。その報道が抑止力になる。
今まで北朝鮮への米軍の先制攻撃が抑制されていたのは、貧者の核・化学生物兵器が38度線に配備されていたからで、それに核ミサイルが加わりアメリカ本土をうかがう状況になりました。シリアのようにレッドラインを超えた判断で、トランプなら踏み込んでしまうことも想定しなければなりません。
現状に追随していくばかりで既存の法制を無視していくようでは、戦前のかってきた道です。真摯な国会議論をもとめ、現実を踏まえた議論を望みます。
北海道にある1個師団を中国地方の日本海側に配置することは、すぐにも出来るし、やらなければならないことです。
こんなことを田舎の爺爺が云うことかと? 突っ込まれそうですが。
2017-4-11
米国の避難民救助・優先順位
http://hayame.net/custom7.html#spb-bookmark-293
本当に怖いのは?
http://hayame2.sakura.ne.jp/details1016.html#本当に怖いのは