
著者の名前は聞き覚えがあり、本屋で見かけ購入し、読みました。
最近の北朝鮮での緊張は、少し緩和された感があります。北欧で会談があるようです。
韓国は新しい大統領が決まりました。また、北朝鮮に猶予を与えるだけで、先延ばしの政策をすることになり、再び過ちを繰り返すのではないかと懸念されます。北朝鮮問題もヘタをすると数十万の犠牲者が出てもおかしくありません。
この本で兵頭さんは格安の中国対抗戦術を述べています。 このブログにも格安好きの小生が「格安・安全保障4.1案」としてアップしています。沈底式機雷のよる地理的条件と経済的な条件を詳細に説明されている。納得です。
他でおもしろかったのは儒教圏国家での考え方です。中国という自称は、他の国がその序列を認める表現であることです。英語のチャイナにはそれが無く、チャイナと同じシナが正しいと言われています。
他には、
1. 日本には欧州と同じような核のカサは無いこと。
2. 米中の「大陸間弾道ミサイル」 密約
3. トリップワイヤ-のこと。 それゆえに尖閣には少数の部隊を配備する必要があること。
4. 新しい上陸戦術。 水陸両用艇・戦車は役立たず。オスプレイよりヘリコプタ−の活用。
5. 中距離対艦ミサイルを作成。
他では聞かれないことが書かれていますので、何かの折にはお読みください。
2017-5-10