2024年09月25日

国内最大級の集落群、デーノタメ遺跡の謎!




   https://www.youtube.com/watch?v=xuo4kMYXKs8



 JR高崎線 北本駅より徒歩20分、北本団地行きバスにて団地東まで5分下車、徒歩1分。

 北本は高崎線で上野から高崎に行くまでの間に、路線の車窓景色が唯一とも云う、珍しく線路両側に樹が立っていて、その間を走っていく風情が眺められる。  首都圏から50km圏ゆえに住宅開発がバブルの時に1駅までの桶川で終息した。それゆえに住宅地造成か遅れて、武蔵野台地に雑木林が残った。 開発途中の区画整理地の道路計画でここが発見された。



debotama 10.jpg
 北本周辺図

 デーノタメ遺跡はこの秋に国指定の遺跡になる。縄文中期から後期の1200年間以上に渡って営まれた環濠集落である。 関東最大級のものとなる。100年に1度の発見と云われている。 遺跡と云えば貝殻や魚の骨であるが、それらは見つかっておらず、どんぐり・栗・クルミやヒスイ製品、表面や内部に大豆・小豆を埋め込んだ土器、ニワトコやコウゾの粒、ヒメコガネの死骸などが発見されている。住人が、食糧確保などに便利なように森林の植生(くるみの人工林)を改変するなどして暮らしていたことが推測されている。



denotame 15.jpg
  遺跡全体図



denotame 20.jpg
  発掘風景




danotame 30.jpg
 後期前葉集落跡




danotame 32.jpg
  低湿地跡



danotame 35.jpg
 中期後葉集落跡


 5−6年前のここを遺跡と知らぬ時に散歩したことが有る。 雑草が枯れた時期であったのであろうこの遺跡の中央部分には開けたところがあった。 そのつもりで今回はヤブの中に分け入った。 1m位の雑草が繁樹していてとんでもないヤブ漕ぎになってしまった。半ズボンであったので下肢は傷だらけになってしまう。 まもなく国指定され予算がついて来年度以降には公園整備されるであろうことから、中へ入るのは、しばらくお待ちになったほうが良いでしょう。

 
danotame 40.jpg
  大量の雑草   



      2024-9-23


posted by 速魚 at 08:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/191072218
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック