2013年01月31日

奨学金改革

  
  日本の中間層は格差拡大で低迷してきており、中間層の再生産が危ぶまれています。その活性化のためにも、教育負担を減らして余裕をもたせることが喫緊の最重要課題です。単に誰でも大学に行ければ良しとするものではありません。せいぜい高等教育にふさわしい人材は人口の2−3割でしょう。そのギフト・能力をもらった人材の全てにそのための教育を施すのが教育の機会均等です。貧しい人でも他の能力をもつならそれを活かす制度をつくるべきでしょう。

  私学助成金を廃止してまた公務員のキャリア組の海外留学も廃止する。中国人の語学研修にまで奨学金を支給しているので、徹底的に自国民のための予算に整理して縮減する。その予算を下記のように使う。

1. 世界の大学ランキング100校に入学を許可されたものには生活費20万円、授業料の全額を返済なしの給付とする。100校のなかに各文明圏のトップ大学は含まれていないならその大学も含める。

2. 国公立大学入学者の成績優秀者の10%には同様の給付をおこなう。また10から30%の成績優秀者には生活費は返済義務があるが、授業料については無料給付する。3食付きの低額大学寮を整備をする。

 あくまで個人ベースを基本とするため、親の資産は関係なし、この若い世代に年に1000ま万の収入があるとは思えませんが、もしあるのなら、支給は辞退となります。
 大学教育ローンの返済もこれからの給与の伸びでは難しくなっています。教育の費用対効果の低い大学に行ってしまったローンなら破綻間違いなしです。

 私学に厳しいように見えますが本来私学の精神に立ち返っていただき、数も多過ぎなので、市場により淘汰されるのはやむおえませんね。

   2013-1-31
   2015-5-9 加筆

 追補 奨学金改革

      所帯年収と教育資金  



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  薬剤師の子供は薬剤師になれないという記事をかって読んだことがあります。薬剤師になるには6年かかりその教育費用を薬剤師の親では支払えないという記事だったような。今では歯科医も同様な状況かもしれません。

 友人のパートナーからの情報ではカリフォルニアのエリート大学、スタンフォード大学では、親の収入が年間12万5,000ドル(1,300〜1,400万円相当)の学生は授業料免除、6万ドル以下の家庭の子供は授業料だけなく、生活費(3食付の学生寮)も無料という、素晴らしいことを実行し始めました。東大並みの実力でないと入れないと思いますが、教育の機会均等を実現する良い制度ですね。

 日本ではいまだに学歴での就職門前差別が行われています。皆が大卒の資格をほしがるわけです。人生の門出で差別されてその後に一生それを背負わされるのではかないません。

 上にある統計で500万以下の所帯収入の家庭は55%に及びます。私大に子供をやって卒業させるまでに600−700万かかるのであれば無理な気がします。一向に経済が消費が上向かないのはこのせいではと考えてしまいます。能力があるのに入学をあきらめるのであれば、格差の固定化になり大きな問題です。
 日本でも私学助成を廃止して足りない分は他の予算から充当しても、国立大学の入学資格のある人には、スタンフォード大学の制度をマネて500−750万の層には授業料免除、500万以下の所帯年収の層には授業料免除と三食付の寮費支給をしたらどうでしょうか? 景気もジワリと改善してくるかもね。

        2015-5-16

  勝間和代「奨学金返せず親子で自己破産」に苦言 「誰にでも奨学金を出すシステムが間違っている」「仕組みそのものが破綻」
http://blogos.com/article/277746/ 

        2018-2-18



  大学への資源集中
  http://hayame2.sakura.ne.jp/details1018.html#大学集中
  高校生のアジア留学
  http://hayame2.sakura.ne.jp/details1018.html#高校生アジア留学
  教育の目標と評価
  http://hayame2.sakura.ne.jp/details1018.html#教育目標






posted by 速魚 at 06:55| Comment(0) | 日記
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