2013年07月10日

コンテナ船の破断と積荷疑惑と日本船の将来



今回の商船三井のコンテナ船の破断事故で知りました。日本で二分していると言っていい程の郵船と商船三井が欧州航路でアライアンスを組むということでした。日本の船会社はそれほど追い込まれているということです。私の仕事の上で海外にあるヨットを日本に船積するために、船会社を探す機会があります。
名前の知れた外地の港でも、日本へ直行する航路は大変少なくなりました。荷物の性質上、途中の寄港地での積み替えは事故が多く適当ではありません。
上海や釜山への寄港する便は容易に見つかります。日本の港の競争力のないのがはっきりしました。今回の事故で分かるようにコンテナ船は大変に大型化して、デッキ積は8段重ねになっています。ヨットの日本への運賃見積もりをとると、8個分ならいいほうで16個分24個分のコンテナ運賃での計算がきます。ヨットをコンテナ船で日本へ輸送してくるのは経済的合理性に欠けるものになっています。10年以上前だと積んでくることが結構ありました。

 今回の積荷にシリアの反政府側の支援武器を積んでいたのではないかと言われています。断定的な報道がありませんので、ウワサの段階です。シリアのホムスを政府側が進撃中との報道があります。最近は反政府側が押されているようです。まさかこの荷物が到着しないので、武器弾薬が不足中ということではないと思いますが。 船便でペンキを積んでくるのも、危険物扱いになり、いい塗料が海外にあっても輸入不可ということがあります。今回の武器・弾薬でも船会社は承知で例外的に積んでいるはずです。外交的に特別な計らいがあるのでしょう。
もしも積んでいたのなら。船会社は発表するはずもありませんね。

 ロシアの士官の下でこのコンテナ船は運航されていました。ロシアはシリア政府側に立っていますので、関係なしといえども、複雑です。冷戦終結がなければこのような配乗は想像だにできません。コスト的に日本人士官とどれほど違うのでしょうか? 日本のシーレーンを守れと言っても最後の土壇場は自国船員が載っていないと、どうにもなりません。体験的にも、イラン・イラク戦争の折、クエートまで石油輸送パイプを輸送したことがあります。その船は日本船籍でしたが、韓国の船員との混乗船でした。日本人で拒否して下船した人はいませんでしたが、韓国の船員は3名がペルシャ湾行きを拒否して下船しました。

 韓国でも主要航路の自国船員による配船を義務つけている制度があります。
日本でもロシア士官と日本士官の賃金差を補助する制度を制定して、日本の主要航路、主要貨物の自国乗組員を乗せる制度を創設しましょう。どうも外航乗組員は絶滅してしまったようです。米国、欧州、ペルシャ、豪州、アジアの5航路で50隻のミニマムでいいです。安全保障の欠陥を補いましょう。

 船中発策の商船のページへ

 http://hayame2.sakura.ne.jp/details1037.html

posted by 速魚 at 13:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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