2013年12月03日

工藤俊作・竹内一・高橋伊望の責務


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  駆逐艦 雷

 
スラバヤ沖海戦で第3艦隊司令官高橋伊望中将の命令により電(イナズマ)艦長竹内一の駆逐艦で英巡洋艦エクセターの376名を救助した。続いて翌日に雷(イカズチ)艦長工藤俊作の駆逐艦は英駆逐艦エンカウンターの422名を救助した。雷は孤艦で作戦中であったので、上級司令部の命によったかは、判明していません。潜水艦の攻撃が心配される中で、第1砲塔だけ戦闘配置につけて全力で救助しました。テレビで放映されましたので、ご覧になった方もおられるでしょう。戦後も工藤俊作さんはこのことを語らず、救助された英人のフォール氏により判明いたしました。

 1943年になると軍令部の命令により撃沈艦船・商船の乗組員の救助の例はなく、継続攻撃が行われた。
 戦後になって救助された豪州人の中で捕虜収容所の待遇で裁判に訴えた人もいます。フォールさんのように子孫にこのことを讃えて知らせた人、様々です。

 戦艦ミズーリに特攻をしたゼロ戦のパイロットを日の丸にくるんで礼をもって水葬した米艦長キャラハンの例もあります。
戦争中でも人間としてりっぱな人はあまり知られなくてもいるもんですね。

自衛隊のいじめと工藤俊作


                     2013-12-3
  追補
 
 雷の航海長であった谷川清澄中尉がご健在で、今月10月号の歴史群像に掲載されています。スラバヤ沖を航行中に、救命いかだや浮遊物につかまった漂流者の群れを発見した。工藤艦長が水雷長浅野一郎大尉におい助けてやれよとさりげなく言ったことにより始まったと記述されています。この救助劇は海の武士道ということで近年知られたが、谷川氏はちっとも味方の利益にならないと表情は浮かない。当事者にも戦後このように述べる人もいます。砲術長だった田上俊三中尉は84歳で訪日したフォール卿に対して工藤艦長は戦後まもなく死んだと語らず、いかに自分が敵兵救助に活躍したかを語る。当事者の戦後はさまざまです。

          2014-9-18

工藤俊作のお墓を訪ねて

 

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1901-1979


 敗戦記念日近くになると先の大戦の記事が多くなります。 海の武士道ということで工藤俊作のことはここでも取り上げています。 昨日に埼玉県川口にある藥林寺にある工藤俊作のお墓に行ってきました。 

 JR川口駅より徒歩15分程度です。下記地図をご覧ください。 駅から「市役所道り」に行き、その道路を真っ直ぐ歩き芝川を渡ると1分程度で薬林寺です。 2か所墓地があり本堂の裏手の墓地にお墓があります。 地味な小さめの墓石なので自分で探すことができず、お盆のお忙しい中でお寺の人に尋ねて案内していただきました。

 川口市では彼を顕彰しようとする気が無いのか、また観光地として知らせようとする気も無いのか案内板や石碑もありません。その設置が望まれます。

 負けた国でも杉原千畝・工藤俊作・樋口季一郎など広く知らしめる人はいます。過ちを繰り返さないためにも、戦争や国など大きく我々を支配してくるものの中でも、人間として大事なものがあるのだと彼らは教えてくれています。


高橋伊望・竹内一・工藤俊作の責務
http://hayame2.sakura.ne.jp/details1024.html#工藤俊作


自衛隊のいじめ と 工藤俊作
http://hayame2.sakura.ne.jp/details1016.html#いじめと工藤俊作



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 JR川口駅より薬林寺への地図  青線が行路



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 赤丸がお墓のおおよその位置






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 薬林寺 入り口




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 本堂  この左手に墓地入口がある



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 工藤俊作の墓



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 横に俗名があり、奥さんと2人の記名がある


  2018-8-15





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posted by 速魚 at 12:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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