2014年01月05日

皇帝フリードリッヒ2世の教育


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塩野七生さんの最近の著作を暮れから新年にかけて読んだところです。

 そこで理数は得意でないのでよく分らないのですが、フィボナッチの定理(予測)が先だって証明されたことは知っていました。フィボナッチはその定理で現代では有名ですが、ヨーロッパに初めてアラビア数字を紹介した人です。フリードリッヒは交易商人であった彼を年金を与えて研究に専念させました。他にも皇帝は初めて獣医学・防疫学を研究したブルーノを後援する。翻訳工房を作ってそこでギリシャ語やヘブライ語を中世の学術公用語であるラテン語に訳しました。 彼は宗教や民族の別なく交友して霊魂の不滅とは・神学の目的とはとイスラム学者に質問していました。こだわりのない当時としては異例の為政者です。

 皇帝はまた欧州で初めての世俗人のための国立ナポリ大学を創設した。キリスト教のフィルターを廃してすべてのリベラルアーツ・一般教養を教える大学でした。どう生かすかは学ぶ側の自由でありました。希望すれば彼の官僚にも就職できました。フリードリッヒ2世の中央集権化をめざす官僚の養成に結果的に役立つことになります。 続けて中世としては異例の奨学金制度と低利子での貸し付け制度で学生の支援をしました。学生が集まって借家料が上がるのを防ぐために上限を決める細かい配慮までします。大学の自治を認め学生の処分は教授が決めました。おまけに勧誘パンフレットまで作って宣伝した。欧州での最初の例ばかりです。ルネッサンスの200年前の13世紀に偉大な君主がいたものです。

                     2014-1-5

  フリードリッヒ2世の生涯
  http://hayame2.sakura.ne.jp/details1024.html#フリド2生涯
  フリードリッヒ2世の幹部候補生教育
  http://hayame2.sakura.ne.jp/details1018.html#フリド2幹部教育
  フリードリッヒ2世の宗教と異端
  http://hayame2.sakura.ne.jp/details1026.html#フリド2の宗教



posted by 速魚 at 11:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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