2014年01月08日

皇帝フリードリッヒ2世と宗教・異端



 フリードリヒ2世は生涯に2回も破門され、その状態で死ぬことになります。キリストが述べたと言う、法王は法王のものに国王は国王のものにということを彼は実践しようとします。世俗のものと宗教的なものに分けて彼は考えたということです。でも彼は異端者のように誤解されました。
 異端審問所は皇帝に対抗するものとして彼の時代に出来ました。スペインのレコンキスタのように対イスラムに対してできたものであると老生はカン違いをしていました。異教徒は当時の人にとっては、自分が信じる宗教と異なるものを信じている存在で真の教えに目覚めていない哀れな人々の意味でした。 異端者は身内の問題でその信じ方が、キリスト教会の定めた信じ方と異なると断じられた人々です、ゆえに近親憎悪で許せなくて、異端者は殲滅させるべきのになりました。それ以降に魔女裁判だ異端者撲滅だと欧州は何千万人が近代までに殺されることになります。

 現代ではユダヤ教とイスラム教がいまだに怨念の戦いが続いていますが、そのどちらも多大な犠牲の血のうえに洗練化したキリスト教のような宗教ではないからだという人がいます。
 フリードリッヒはシチリアでイスラム人との紛争が起こったときに、イタリア国内にイスラム教の人々を住ませる都市をつくり解決をはかりました。そのせいかイスラムの人々の信頼を得て、戦争の際には何千人ものイスラム兵が参戦してきました。だから法王にイチャモンつけられるはめにもなったのでしょうが。彼は宗教が違っても共存できる稀有な例をつくった人物です。
 現代に問題になっているイスラム問題もイスラムが洗練されるまで、100年以上がかかりそうですが、過去の歴史にはそれを解決できる種はあったということです。また現在までイスラムの問題を引きずったのは過去の植民地を持った国とそこでの政策によりますね。反植民地の感情をイスラム精神で現地の人は対抗するしかなかった。他に部族・民族の意識のままの現地の人々を、教育するようなこともなく、単なる旧植民地の区割りだけで独立させてしまいました。独立した植民地では国内に民族・部族・宗教対立を抱えたものになっています。紛争が続く分けです。 
 シチリアの独特の歴史背景でなったフリードリッヒですが、学ぶべきものが多いように思います。


      2014-1-8


 
   十字軍物語 宗教戦争として
   http://hayame2.sakura.ne.jp/details1026.html#十字軍
   イスラム国
   http://hayame2.sakura.ne.jp/details1026.html#lイスラム国
   陽の下に新しきものなし
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posted by 速魚 at 09:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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