2014年01月16日

自衛艦(揚陸艦・輸送艦)おおすみと遊漁船の衝突 その2


 今日16日の報道では揚陸艦おおすみの遊漁船に対する追い越し状況で発生した衝突です。救助された釣り客によると船首側に位置して後ろを見ていたので、おおすみの後ろからの接近を話しています。あたごと違い朝の見通しのいい時間ですので、この状況は明らかにおおすみの追い越しになります。従い追い越し船の航法により、おおすみが十分に注意して遊漁船を追い越す必要があります。左舷側に構造上の死角があり、追い越しをかけるときに見失ったのかもしれませんが、それ以前に目視して、追い越すわけですので死角の問題は関係ないでしょう。最大速力22ノットとですが、航海速力は15ノット位と想像されます。追い越しも他船と速力差があると楽なんですが、遊漁船の速力は船長が亡くなったので未定です。本船に比べてたくさんの見張り要員を配置しているので、左舷側に見張りブースを設置して死角をなくすのも方法ですが、小生が乗船した本船でも前に巨大重量物クレーンがあり視界を部分的にさえぎる構造のものはありました。
 やはり海上自衛隊も航海に要員の教育やら訓練でエネルギーをさく体制が必要ですね。またかと幹部がなげくより、航海そのもの仕事を重視することです。

 http://www.mlit.go.jp/jmat/monoshiri/houki/houkinyumon/oikoshi.htm


 今後の報道で参考になるものとして

汽笛(音響)には
  短音 1回  ●       自船は舵を右に切って 針路を右に転じている
  短音 2回  ●●                    針路を左に転じている
  短音 3回  ●●●    機関を後進にかけているとき

  追い越し信号
  右側から追い越すとき  長音 長音 短音         − − ●
  左側から追い越すとき  長音 長音 短音 短音     ー − ●●  

  長音とは5秒程度続けて鳴らす音、 短音は1秒程度の音

  警告信号
  短音 5回以上

  警告信号を聞いたという報道がありますが、その時期が大事です。結果的に衝突したのですから。

以上 報道が 断片的なこともありますのでご参考にしてください。

    
     2014-1-16



本船の常識 小型船の衝突を避けるために
http://hayame2.sakura.ne.jp/details1037.html#本船常識
海上自衛隊と航海科の充実
http://hayame2.sakura.ne.jp/details1037.html#航海科
海上衝突予防法と漁船
http://hayame2.sakura.ne.jp/details1037.html#予防法と漁船
    
    おおすみの事故報告  http://hayame2.sakura.ne.jp/details1037.html#%E3%81%8A%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%BF%E5%A0%B1%E5%91%8A%E3%80%80%E3%81%9D%E3%81%AE3




 
posted by 速魚 at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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