2014年01月18日

船員の常務

  
      the ordinary practice of seaman

  海上衝突予防法の中に船員の常務についての条文があります。 海技試験のなかでは3級海技士(遠洋航海士)以下の免許では出題されていないと思います。ましてボート免許ではなおさらです。しかし裁判・審判になればその規定をめぐり争われることになります。
 衝突を避けるための基本ルールは、行き会いの航法・横切りの航法・追い越しの航法などがあります。しかし道路と違い海上では暗礁があったりしますので、法令どうりの回避をできない状況があります。その状況の時にグッドシーマンシプによりて事故を避けなければならない規定が船員の常務です。

 遠洋航路の船員はほぼ絶滅ですが、存在したころでも、3等航海士レベルではこの法令の知識は詳しくないでしょう。基本の航法で航海しているということです。事故がないかぎり問題にならないのも事実でしょう。

 潜水艦なだしおの事故の際にもヨットが近くにいたことから、自衛隊側はこの船員の常務を主張しましたが、その主張は否定されて、通常の航法が適用される審判がなされました。今回のおおすみの事故の際も貨物船の存在が報道されていますが、よく詳細はわかりません。海上保安庁捜査報告や海難審判所での判決の段階にならないと判明しないのだと思います。
 
 船員の常務の規定は、高度な専門的法令解釈になりますが、ボート免許の講習でも試験に出さないまでも。講師が説明してもいいと思いますね。折角世界に稀有なアマチュアボートに対して免許制度があるのですから。皮肉です。

   
                   2014-1-18

  船員の常務 その2と3
  http://hayame2.sakura.ne.jp/details1037.html#船員の常務その2
  http://hayame2.sakura.ne.jp/details1037.html#ふたば事故

  海上自衛隊航海科の充実 その1,2と3
  http://hayame2.sakura.ne.jp/details1037.html#航海科
  http://hayame2.sakura.ne.jp/details1037.html#航海科の充実その2
  http://hayame2.sakura.ne.jp/details1037.html#しまゆき 異常接近



 


posted by 速魚 at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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