2014年01月22日

海難審判所の改革

  
  自衛艦あたごと漁船の衝突事故では、海難審判所と地裁の判断が別になり刑事的にはあたご当事者は無罪となりました。
 今度の揚陸艦おおすみの事故では保安庁の捜査の他に安全委員会からの調査も行われています。かって海難審判庁と言われていましたが2008年に審判所と改正されました。海難審判所は事故の原因を究明して再発防止を目的とするものですと思っていましたが、原因追及については運輸安全委員会に継承されました。裁判員制度と似たような制度もあるようです。詳しくはわからないのですが、先輩がその職についていると聞きました。海難審判所は改正により単に乗組員に免許停止や懲戒処分を行うだけの中途半端な位置にあるようです。

 我・竜馬のいろは丸の衝突沈没事件が近代の海難事故の事始めと言われています。竜馬が万国公法を持ち出し、公法に航法の規定があったかどうかは不明ですが、はやり歌まで作って対策したおかげで竜馬の勝利で終わりました。

 事故原因の追究が海難審判所に無いのならこの組織は単なるお役人のお気楽な事務所となったのではないのでしょうか。はっきり言って無駄です。医療裁判でも判事や検事が詳しいとは思われませんが、裁判で処理しています。海難事故も原因追及を他でやるのなら審判所は廃止ですね。

審判所で弁護士役として海事保佐人の制度があります。1級海技士を所有し2年以上の船長経験を必要としています。海難審判所を廃止して裁判所で審理するのでしたら、海事案件に関しての弁護はこの保佐人を公式に弁護士として認めるべきでしょう。といっても水先法の改正のように外航船員が絶滅した今その補充に保佐人の規定も改正になるのは必定でしょう。

 
速魚による船中発策の商船のページへ
http://hayame2.sakura.ne.jp/details1037.html

 揚陸艦おおすみの事故のページへ
http://hayame2.sakura.ne.jp/details1037.html#おおすみ報告 その3


                  2014-1-22




posted by 速魚 at 08:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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