2014年02月02日

十字軍物語 宗教戦争として 

      塩野七海さんによる  

 crusade1.jpg                         

                         
   第1回十字軍 エルサレム攻略


塩野七海さんの十字軍物語3巻を読み終えました。書きたいのがあと1作と述べておられますので、今まで文庫本で読んできましたが、この前のフリードリッヒ2世と今回とでハードカバーに手をだしました。どちらが先に行くかの歳で、これだけは塩野さんに勝って小生がおさらばするのかもしれません。司馬遼太郎さんの亡くなられたのも突然で、今でもあともう少し書いてほしかったという気持ちがいっぱいです。

 さて、ネストリウス教・ゾロアスター教・コプト教のいずれにしろ、今の若者に正社員になれるご利益があるとワイドショーでそのことが放映されれば、たちどころにその教会にお参りする若人が行列するのが、日本のこだわりのない宗教事情ですね。
 老生にとってはポリフォニーのキリスト教の宗教音楽は好きですが、一信教どうしの聖地奪還の戦争にはあまり関心がありません。ルネッサンスの時代は大好きですが、中世の何とか家の領地争いとか親兄弟殺しの相続紛争に興味はありません。でも困ったことに十字軍はよく受験で出題されるので学ばされてきました。それもキリスト教サイドのフィルターがかかった西欧中心の十字軍の歴史を学んできたことになります。

 キリスト教とイスラム教は長い戦の歴史があります。現代では宗教的な面を表に出さない歴史的な成熟が起きています。このことは十字軍についての西欧側での負い目や反省点を、現代の指導者レベルで共有しているからでしょう。戦いは今でも続いています。 宗教を前面に立てて多くが信じて戦った戦争は下記のものです。


 
貧民十字軍1096年貧者ピエールのよびかけ

第1回十字軍1096年から1099年諸侯による十字軍、エルサレム攻略成功、

第2回十字軍 1147年から1148年ルイ7世他 ダマスカスをねらうが大した戦闘もせず撤退、

1187年  エルサレム失う、

第3回十字軍 1189年から1192年サラデインが88年ぶりにエルサレム占領、リチャード1世獅子心王は休戦協定で巡礼の自由は確保1/4世紀続く、

第4回十字軍1202年より1204年 ヴェネツイアに支配され東ローマ帝国のコンスタンチノポリスの占領、 

第5回十字軍 1218年より1221年 ハンガリー王ヤオーストラリア公がダミエッタ攻略、ナイル氾濫で撤退、

第6回十字軍1228年から1229年破門されたフリードリッヒ2世戦闘せず外交でエルサレムを得る、

第7回十字軍1248年から1249年聖王ルイ9世が大敗北して捕虜になる完全失敗、

第8回十字軍1270年再度 ルイ9世がチュニスをめざすが死亡、

1291年アッコン攻防戦で陥落、十字軍国家消滅、 

 これ以降にはロードス島攻防戦・ウイーン攻防戦・クレタ島攻防戦・マルタ島攻防戦等があります。それらは領土や利権をめぐる抗争を宗教で色つけしただけです。


 El Cant de La Sibilla グレゴリオ聖歌 演奏 Jordi  Savall         54分 いいね

  http://www.youtube.com/watch?v=uiBiEcxLqsY



皇帝フリードリッヒ2世の宗教と異端
  Amsterdam Baroque Choir, Amsterdam Baroque Orchestra & Ton Koopman
陽の下に新しきものなし
  http://hayame2.sakura.ne.jp/details1026.html#陽の下に新しき
  ガリポリの戦いとトルコの近代化
  http://hayame2.sakura.ne.jp/99_blank004.html#ガリポリ2
  近代の清算・ジハーデイスト・韓国
  http://hayame2.sakura.ne.jp/new1003059.html#近代の清算

   2014-2-2 





posted by 速魚 at 07:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/86529800
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック