2014年05月28日

石光真清4  誰のために


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  シベリア出兵は日本では余り語られることはすくないようです。レーニンのボリシェビキ政権は第一次世界大戦中に,独と単独講和しました。それで東部戦線が消滅したので、連合国はチェコ兵救出を名目にシベリアに派兵して、独を牽制するためとロシア革命政権を干渉するため出兵した。日本は7万人余りを派兵してその中心となる。だが戦争方針が定まらず、おまけに米騒動や大戦後の不況で何も得ず撤兵することになる。
 
 石光真清は派兵前の状況で再び招集されブラゴヴェシチェンスクに行く。そこで諜報活動に従事した。彼は日本兵士による民家に押し入り略奪するようになったのを目・耳にするようになる。このころから日本軍の腐敗が始まったのか。
 明治期の陸軍で、演習中にフランス語の勉強に熱中していて部隊の命令を忘れるような指揮官を温かく見守るような陸軍ではなくなった。 このころでは官僚的な陸軍になった。  軍は絶対服従の世界である。それは必要もあり根拠もあってのことで、これを逆手にとって責任転嫁と自己保身をするものが出てきた。

 彼はこのようにも述べる・国籍が違っても階級が違っても、人間の生活感情や思想は互いに共通する部分の方が、相違よりもはるかに多いのに、相違点を誇大に強調して対立抗争している。わずかな意見の相違や派閥や行きがかりのために、ただでさえ不幸になりがちな人生を救いがたい人生に追い込んでしまう。国や民族の歴史は、英雄と賢者と聖人によって作られたように教えられた。そう信じて己を律して暮らしてきが.........それは間違っていなかったか。野心と打算と怯懦と誤解と無知によって作られたことはなかったか・

 昭和17年に亡くなるのですが、最晩年の大戦については何も手記に残されていない。
読者としては聞いてみたいものですが。


               2014-5-28

   石光真清の年賦
   http://hayame2.sakura.ne.jp/details1024.html#石光の年賦
   杉原千畝
   http://hayame2.sakura.ne.jp/details1024.html#杉原千畝
   坂井三郎 大空の職人
   http://hayame2.sakura.ne.jp/details1010.html#大空の職人






posted by 速魚 at 21:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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